信頼資本財団は、社会問題を解決すべく課題を設定して動く人を社会事業家と呼び、設立以来、15年間にわたり、こうした人たちを様々な形で支援してきました。
金融資本に過度に依存することによって様々な社会問題が発生している現代においては、事業家の中でも、社会課題の解決を意識しながら事業を行う人たちこそが、「信頼資本」と呼ぶ社会関係資本によって変革をもたらし、社会に希望をもたらす人たちだと考えているからです。
なお、私たちは、人と人、人と自然の良質な関係性、すなわち信頼資本を増幅して、社会をより良い方向に変えていこうと歩む人であれば、起業をした人、事業を継承した人、民官問わず組織に所属する人や個人事業主といった属性を問わず「社会事業家」と捉えています。
支援のための事業は、無利子無担保無保証による融資事業、伴走支援を伴う助成事業、そして、社会事業塾運営の3本が柱です。
社会事業塾「A-KIND(アカインド)
未来設計実践塾」とは
そもそも民間事業に向けた「A-KIND塾」と自治体事業に向けた「未来設計実践塾」としてスタートしましたが、コロナ禍を経て2塾を統合、民と官が共にオンラインで学びあい、民と官、民と民、官と官が垣根を越えて協力しあうことを視野に入れた学びの場「A-KIND未来設計実践塾」としました。
社会事業を持続的にするため、社会を見る目、事業継続に欠かせない力を養います。
具体的には、今の世界や日本の状況、そこでなぜ様々な社会問題が生じているかという社会を見る目、社会課題を解決しながら未来をつくる思考方法、事業力を学んでいただきます。
研鑽しあう仲間、助けあう仲間を獲得し、既卒生も含めた社会事業家ネットワークを育む場でもあります。
講義の様子
▼左:講義中の熊野塾長 右:風伝館からのオンライン配信
▼左:信頼デイでの鼎談 右:信頼デイでの代表チーム卒塾課題発表