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Home シンライノコトバ 社会事業塾8期生募集にあたっての塾長挨拶
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2022.03.08

社会事業塾8期生募集に
あたっての塾長挨拶

 

今回は、当財団社会事業塾「A-KIND未来設計実践塾」8期生募集にあたっての熊野塾長のご挨拶をこちらにも転載いたします。

オンライン講義
Covid-19により、約100年ぶりに生じたパンデミックが、2年以上続いています。
そして、ロシアのウクライナ派兵。
2022年は、歴史に刻まれる年になりました。
 
今年は、ストックホルム人間環境宣言から50年になります。
第二次世界大戦後、軍需産業の民生転用による本格的な工業社会になり、戦争で荒廃した社会は、規模の経済で豊かになりました。
しかし、大規模な公害が自然環境とあらゆる生物の健康を蝕んだことから、環境に負荷をかけない経済を目指して半世紀が経ったことになります。
そして、持続可能な開発を宣言した地球サミットから30年、SDGsと同年に採択されたパリ協定の下地をつくったと言われる京都議定書採択から25年という節目の年でもあります。
 
こうして、様々な調整をしながら、地球環境と恒久の平和に英知を絞ってきた世界が、パンデミックと度重なる紛争・戦争を経験しています。
50年の歩みで社会が良くならないのなら、その価値観を根本的に見直すしかないのではないか。
そうであるならば、我々は、希望を形にする時代、自然資本と社会関係資本が増幅する社会を構築する時代に生きているのだと考えます。
個人の幸せを追求するほど、社会が不幸せになる逆立社会から、個人が幸せになればなるほど、社会が幸せになる共立社会をつくっていく時代に生きています。
塾生も参加する年1度の企画「信頼デイ」2021年
「信頼デイ」2020年
希望を持つ仲間と集まり、意味ある未来のため、当事者意識を持って研鑽し、行動していきましょう。
希望を形にするためには、知恵や知識を集め、仮説を構想し、それをリアルに検証し、そして、精神力を持って実践することが必要です。
これを一人で実行するのは、難しい。
しかし、仲間が集まれば、自然に知恵や知識が集まり、共に構想しながら、同時に検証ができます。
そして、仲間と励まし合えば、心強く実行しやすくなります。
 
このための訓練、仲間づくりの場の提供を A-KIND未来設計実践塾ではやっていきます。
不確実な時代、ぜひ、共に希望を形にする研鑽をつむために参加してください。
 
今年もまた、希望を形にしたいと思う仲間とお会いできるのを楽しみにしています。
オンライン同時開催の卒塾式

公益財団法人信頼資本財団

A-KIND未来設計実践塾

塾長 熊野英介