
逆境は優れたリーダーを創る
~親との死別、貧困、虐待などを
経験した若者を応援~
【受付終了】公益財団法人教育支援グローバル基金
ビヨンドトゥモロー
ビヨンドトゥモローは、社会経済的に困難な状況にありながらも、人のため、社会のために働く志を持つ若者を応援しています。親との死別・離別、貧困、虐待、ネグレクトなど様々な困難を経験しながらも、その経験を糧に前に進もうとする若者を、奨学金支給および人材育成プログラムを通して応援しています。
<信頼資本財団からのお知らせ>
新たな事業への組換えのため現行の共感助成は2025年2月末をもちまして終了いたします。
これに伴い、当団体への新規のご寄付申込みは、2024年11月30日で受付を終了いたしました。
団体・法人の全事業内容
困難にある若者を、奨学金と人材育成プログラムによって応援



1.奨学金支給:高卒者対象
ビヨンドトゥモローでは、高等学校を卒業し、新たに進学する学生たちに奨学金の支給を行っています。全ての資金をご寄付で集め、全額返済不要の給付型奨学金を設立した背景には、困難な体験を乗り越え、社会に役立つ人間になるべく学びの場を希求する学生たちの存在は社会の財産であり、社会がその学びに投資すべきという理念があります。
2.奨学金支給:児童養護施設入所高校生対象
ビヨンドトゥモローは、児童養護施設に暮らす高校生が将来、社会に力を添える人材になるために進学を目指す過程を応援すべく、受験準備費用を支給しています。家庭からの経済的支援が厳しいことが多いことを鑑み、センター試験、入学検定費用など、進学準備に際して必要となる資金の負担を軽減すべく、返済不要の奨学金を支給しています。
3.人材育成プログラム
ビヨンドトゥモローでは、奨学金を通じたお金の支援だけでなく、年間を通じて国内外で人材育成プログラムを開催し、日本全国から集う様々な想いを持つ若者が、それまでの日常の中では得られなかった体験を得ることにより、広い視野から、自分に何ができるかを考え、主体的に自分の将来のキャリアを選択する過程を応援しています。
ご寄付の活用内容
皆様からのご寄附は、大切に活用させていただきます



1. 奨学金給付・人材育成プログラム運営、及び管理費用に充当します
家庭や本人の事情により進学を許されない若者が、進学して高等教育を受けることで、社会に力を添える存在になるならば、その進学は個人の夢ではなく、社会の夢といえます。「米百俵の精神」で、社会全体が個々人の成長をサポートし、そういった個々人が社会に羽ばたき、よりよい社会が実現されるべく、ビヨンドトゥモローは活動していきます。
2. 事業の独立性の確保及び特定の利益や思想を支持する活動の排除
ビヨンドトゥモローは、様々なサポーターやステークホルダーとの協働の下に活動を行っていますが、特定商品やサービスの販売促進や、特定の政治的・宗教的思想の促進を主目的とする活動は行いません。事業の実施や内容に関する判断は、公益財団法人教育支援グローバル基金が総合的に行います。
3. 管理費用の基準の設定
ビヨンドトゥモローの活動を必要とする学生たちのニーズに応えるべく、できるだけ多くの資金を直接事業費に充当するという観点から、管理費用は年間支出額の15%以下とすることを基準にしています。管理費用には、経理や広報など、財団の運営に必要な諸費用が含まれています。直接事業費・管理費用共に、貴重な財源を大切に活用しています。
事業報告<2023年12月~2024年11月>
1. 実施内容
人材育成事業:高校生、大学生約27名に1年間人材育成プログラムを提供。単発でも年に1度60名規模の国内研修を実施。約25名の学生に1年間プログラム提供。9月海外(米国)プログラム(10名)、8月サマープログラム(石川・福井:27名)の他、4回オンラインプログラムを実施。
奨学金事業:進学を目指す高校生に受験費用を上限10万円で支給。大学・短大・専修学校進学者に年間50万円支給。約25名に約600万円の奨学金を支給(給付型・返済不要)
調査・発信:事業の意義についての社会的認知を高めるための調査、提言、広報活動を実施。メディア取材、著名な方のプログラム参加やメディアでの発信、HP改訂を実施。SNS(メルマガ、FaceBook、Twitterなど)を月10本のペースで配信。
尚、当基金は2024年8月9日付で公益財団法人に昇格した。
2. 事業成果
様々な事情により社会経済的に弱い立場に置かれ、困難を経験しながらも、将来、社会のための力となる資質を持つ若者を選抜し、進学のための奨学金を支給する他、日常の中では得られない学びの体験を提供することにより人間的成長の機会を提供し、社会に力を添える人材として輩出するという一連の人材育成メカニズムを構築した。参加者は公募により、日本全国の高等学校や児童養護施設への告知や当財団ウエブサイトへの掲載をなど通じて募り、当財団規程に定められた方法で選出を行った。公示された応募資格を満たしていれば誰でも応募ができるものとし、当財団規程に定められた方法で、大学教員、企業での人事業務経験者などの有識者から成る選考委員会が選考を行った。その結果、高校生13名大学・短大・専門学校進学者8名に奨学金を支給することが出来た。また、コロナ禍沈静化により、5年ぶりの米国本土海外プログラムを実施した。
3. 今後の課題
人材育成事業の質向上(発展)
人材育成プログラムにおいて、内容を体系的にカリキュラム化することで、プログラムの質向上と運営の効率化を図る。また、現状の奨学プログラムは1年間のみだが、複数年にわたって継続支援できる体制の構築も目指す。
奨学金事業(発展+見直し)
年間奨学生の数が現在20名強であるが、より多くの支援を必要とする若者に奨学金を給付するため、将来的には奨学生数を1.5倍程度に増加させたい。支給金額を調整しつつ、間口を広げるのかは要検討。
調査・発信事業(発展)
現状は関係者へのインタビューや奨学生へのアンケート等にとどまっている本事業をより拡大し、社会的に価値のある情報として調査・発信を行うことで、参加学生にまつわる現状をより広く社会に訴えていきたい。リサーチ会社とも協働しながら、社会的養護の若者や被虐経験・親との死別経験のある若者のおかれる状況について、裏付けをもって社会に訴えていきたい。
法人・団体名 |
公益財団法人教育支援グローバル基金 |
---|---|
代表者 |
橋本 大二郎 |
住所 |
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-26-18園ビルディング1F |
電話 |
03-5453-8030 |
連絡先 |
info@beyond-tomorrow.org |
URL | https://beyond-tomorrow.org/ |