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地球の恵みを、
100年先の子どもたちに届けたい。

グリーンピース・ジャパン

私たちがめざすのは、地球という生命の揺り籠が与えてくれる
“多種多様な恵み”を、次の世代へと手渡しつづけられる社会の実現です。
100年先の未来に生きる人々に、今日の私たちと同じよう、この星を“美しい”と思ってもらうために。
私たちは、今を生きる人間としての責任を果たしていきます。

<信頼資本財団からのお知らせ>

新たな事業への組換えのため現行の共感助成は2025年2月末をもちまして終了いたします。

これに伴い、マンスリー寄付の新規お申込みは、2024年5月31日で受付を終了いたしました。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

*グリーンピースは、いかなる企業や政府とも対等の立場で交渉し、キャンペーンを展開することが重要と考えています。活動の独立性と中立性を保つため、企業や政府からの資金援助を受けつけていません。個人名義でのご寄付のみお受けすることができます。

 

当団体へのご支援は、個人でのご寄付に限らせていただきます。

団体・法人の全事業内容

日本で起こる環境問題の解決に向けグローバルに活動しています
1.気候と生物多様性をまもる
「地球温暖化の時代は終わった。『地球沸騰化』の時代が到来した」ーー2023年7月、国連のグテーレス事務総長が語った言葉です。「地球沸騰化」に伴う気候変動は、さまざまな形で私たちの前に現れますーー大雨がもたらす洪水や土砂崩れ、焦げるような熱波と熱中症、新たな感染症の脅威…。さらにいま、約100万種の動植物が絶滅の危機に瀕し、恐竜を絶滅させた6550万年前の大量絶滅と同じくらいのスピードで、生物多様性が失われています。
かけがえのない地球を100年先の子どもたちにも手渡せるよう、グリーンピースは気候変動と生物多様性を守ることを最優先に、世界55の国と地域にある支部が協力して、根本的な解決を目指しています。
 
そのときに必要なのは、社会の仕組みを変えること。
気候や生き物を守る取り組みは、わたしたちの暮らしやすさにも繋がっているからです。私たちの最近の活動の例をご紹介します。
 
2.よりクリーンで快適な移動のためにーー自動車
世界のエネルギー起源CO2の23%を排出する運輸部門を代表する自動車メーカーへの働きかけを強め、気候変動対策の加速を求めています。株主の立場からも脱炭素を求めるため、最小単位でトヨタの株式を保有し株主総会に参加したり、各社の取り組みを比較するレポートを発表する一方、日本政府に対しては、EV(電気自動車)補助金政策の延長を求めて、経済産業省と面談、報告書と署名を提出し、その必要性を訴えてきました。2022年の10月には岸田文雄首相が、環境対応車(電気自動車など)の購入補助の継続方針を発表しました。
 
3.地方自治体をカーボンニュートラルに
2020年9月にグリーンピース・ジャパンが立ち上げた、気候変動を抑えるために行動するコミュニティ「ゼロエミッションを実現する会」は、東京を中心に全国各地の市民がつながり、2022年には「建築物省エネ法」改正案の可決を求め勉強会や議員への働きかけ等を戦略的に行い、可決を実現。2025年からすべての新築の建物の断熱が義務化されます。それでも、日本の断熱基準は未だ欧州などに比べて著しく低いため、グリーンピースは引き続き市民とともに断熱性能の向上に取り組むとともに、地域に根ざした再生可能エネルギーの拡大を目指しています。

 

4.循環型の社会をめざしてーープラスチック問題
私たちは、過剰包装や使い捨てプラスチック容器の多用による「使い捨ての文化」から脱却する必要があります。グリーンピースでは、使い捨てごみの総量を減らす社会の仕組みをつくるためにリユース(=繰り返し使う)やリフィル(=詰め替え)の活用を呼びかけるキャンペーンを開始し、実際に大きな変化がたくさん生まれています。また、世界初のプラスチック汚染を減らすための国際条約の策定に向け、日本の政府や国会議員への働きかけなどにも力を入れています。
 
5.生態系をまもる
先進国の大量生産を支える「工業型畜産」や安価なファッションを生み出す衣類の大量製造過程で、深刻な森林破壊環境汚染が起きています。こうした問題は、生態系のバランスを崩し、希少な動植物を絶滅の危機に晒しているだけでなく、直接人間の健康も脅かしています。グリーンピースでは、国際海洋保護条約の実現持続可能な食料生産の推進など国際的なキャンペーンと連動し、生態系をまもるため活動しています。
 
未来を考え、今日、動く。
よりよい未来にむかって、あなたとともに歩みを進めていきたいと願っています。

 

ご寄付の活用内容

政府や企業からの財政的支援を一切受けていません

あなたからのご寄付が私たちの活動を支えます

グリーンピースは活動の独立性をまもるため、環境破壊の主体者となりやすい政府や企業からの資金援助を受けず、個人寄付のみで活動を展開しています。ご寄付は各種キャンペーンの活動費用となるだけでなく、より迅速かつ効果的に影響力ある形で活動を進める上で不可欠なエンゲージメントや広報、会員管理業務などにも活用されます。

事業報告<2023年1月~2023年12月>

「ありがとうございました!あなたのご支援が成し遂げた成果です」

1. 実施内容

2023年の主たる事業内容は以下のとおりです。
・自動車産業界の脱炭素化をめざし、サプライチェーンを含む脱炭素化、ICTの新車販売の停止を求めて、大手自動車メーカーに働きかけを実施。
・自治体の脱炭素:「建築物省エネ法」の国会提出が見送られる可能性を受けて、地元選出国会議員との勉強会やメディア向けの勉強会を主催、専門家や事業者、他 NGO とともに幅広い活動を行った。
・「自動車ランキング報告書(大手10の自動車メーカーの気候変動対策を批評)」を発表。
・スターバックスが11月から都内でリユースカップの実証実験を実施。
・リユースと使い捨てのLCAを調査し、報告書を発表。これをもとに、政府・大手カフェチェーンに対し、使い捨てプラスチックを用いないビジネスモデルへの転換を求め、リユースカップ導入に向けての働きかけを実施。

 

2. 事業成果

〔2023年の主たる事業成果〕

・EV車補助金政策の延長を経産省に求め環境対応車(電気自動車など)の購入補助の継続方針が発表されるなどの成果をあげた。
・使い捨てカップ消費量の削減を目指し継続的な対話を行い、業界大手がリユースカップ活用に向かう動きに影響を与えた。
・改正案は国会に提出され可決。2025年からすべての新築の建物の断熱義務化が実現。また、東京都による2022 年 5 月太陽光パネル設置義務化提案を支持し、義務化が気候危機回避に有効な施策であることの周知に努め、パブコメ提出を呼びかけた結果、賛成が反対を上回り、条例は 2022年12月に可決、成立。
 
〔主な調査・報告書など〕
国連で海洋保護条約が歴史的合意、グリーンピース声明 (3月)
原子力産業蘇生ではなく、再エネによる持続可能な未来への移行をーー東日本大震災・東電福島第一原発事故12年 (3月)
全国計150店舗のリユースの取り組み状況を調査 (9月)
『自動車環境ガイド2023』 (10月)
 
〔その他〕
寄付・サポーター8,069名。イベント参加者3,700名。ボランティア数167名。WEBサイト閲覧数2,152,328。メディア掲載数2653件(11月末時点)

 

3. 今後の課題

最も重要な課題は気候変動です。気候変動対策の遅れに対し、政府や企業に気候変動対策を急がせ、伴走して行かなくてはなりません。気候変動は、プラスチック汚染や自然保護などあらゆる問題が結びついています。そのあらゆる側面に対してアプローチしていくために、循環型の社会を目指して、人々の行動を促していく必要があります。
また、強力なステークホルダー・政治的・経済的に影響力のある企業や自治体による、脱炭素化・循環型経済に向けた意欲的な活動を活性化させる必要があります。
かけがえのない地球を100年先の子どもたちにも手渡せるよう、グリーンピースは気候変動と生物多様性を守ることを最優先に、世界中の国と地域にある支部と協力して、根本的な解決を目指します。

法人・団体名

一般社団法人グリーンピース・ジャパン

代表者

青木陽子、寺中誠

住所

東京都港区新橋三丁目3−13 Tsao Hibiya 12階

電話

03-4334-6986

URL https://www.greenpeace.org/japan/

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