
こどもたちの笑顔を守りたい!
保護者が共同で運営する地域のための学童保育所。
世代や地域をつなぐ役割を目指して。
【受付終了】一般社団法人 共同学童保育所 虹の子クラブ
保護者が共同で運営する珍しい学童保育所です。児童が地域とつながり、地域に支えられながら、多様な遊びを通して豊かな学童期を過ごせる環境整備を保護者・支援員が力を合わせて頑張っています。この活動を長く続けていけるよう、ご協力をよろしくお願いします。
<信頼資本財団からのお知らせ>
新たな事業への組換えのため現行の共感助成は2025年2月末をもちまして終了いたします。
これに伴い、マンスリー寄付の新規お申込みは、2024年5月31日で受付を終了いたしました。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
団体・法人の全事業内容
1.親が運営する共同学童保育所とは
通う子どもの保護者みんなで運営する共同学童保育所。現在、京都市内でこの形態を持つ学童は2つのみで、隣人とのつながりが希薄な現代において貴重な存在です。京都市上京区に位置しており、小学校一年生から六年生までが通えます。保護者達はベテランの複数の常勤支援員と共に、子ども達にとってより良い環境作りを目指すべく、日々奮闘しています。

2.放課後学童保育-ウチらは遊びのプロなんや-
けん玉やコマで遊ぶだけでなく、班で自分達の食べたいおやつを作ったり、支援員と子ども達だけでいく春合宿などたくさんの虹の子独自のイベントがあります。遊びのプロになるをスローガンに、各々が遊びを楽しみ、工夫し、創造力を最大限に発揮しています。学年を超えて自由に遊びながら学童期を過ごす中で、子ども達自身が自分達で成長していく「子どもの自治」が形成されていきます。これは、虹の子のような学童でこそ経験できる貴重な体験です。


3.保護者会活動-里芋のような親になろう-
月に一度、保護者会を開き運営方針などについて話し合っています。保護者会主催の親子交流会・親子キャンプなどでは、子ども達が楽しめるのはもちろんのこと、保護者がいろんな子ども達とつながりを持てるいい機会になっています。保護者同士の交流も盛んに行われ、人間関係が希薄になっている現代において、地域の中で生きていることが実感できる活動になっています。



4.秋まつり-地域に根ざした学童を目指して-
毎年秋には、地域の小学校をお借りし秋まつりを開催しています。保護者・支援員・子ども達が一丸となって、日々の学童活動を温かく見守って下さっている地域の方々への感謝の気持ちを込めたお祭りです。子どもたちはゲームコーナーで接客側になり、地域の方に楽しんでもらえるよう工夫します。ご近所の方もたくさん来訪くださり、毎年大盛り上がりです。



5.交流の場-世代をこえて-
虹の子は、単なる放課後学童に留まりません。定期的に、保護者や卒所生の有志が企画した交流会が開かれています。一人の子どもが在所できる期間は長くても6年間ですが、交流会ではもっと年上のお兄さんお姉さんと世代をこえて関わりを持つことができます。話が合わないなんて心配は無用です。けん玉やコマの技を披露しあい、みんなでワーっと盛り上がります。



ご寄付の活用内容
1.支援員の安定した雇用のために-虹の子の先駆的な取り組み-
子ども達の放課後の健全な育成促進のためには、児童の発達に合わせて適切な支援ができる支援員の存在が欠かせません。また、子ども達の遊びの自由度を広げるためには、遊びを見守る支援員の人数も必要です。虹の子では、通常の学童保育よりも手厚い人員配置をすることで、子ども達の豊かな放課後生活を守っています。この活動を続けるためには、支援員の安定した雇用を維持し続けることがとても重要です。4人の支援員を正規雇用し、処遇改善に取り組む当学童は、全国的な支援員不足とそこからくる「詰め込むだけ」学童の課題に正面から向き合っています。



支援員の処遇改善による具体的な効果
・支援員の充実は、子ども達の一番の楽しみ「おやつ」の充実につながります
子どもにとって放課後一番の楽しみは「おやつ」といっても過言ではありません。虹の子では地域から仕入れるおやつ以外にも「支援員による手作りおやつ」や「麵大会」など独自のおやつが充実しています。中でも、様々な学年が混ざった班でメニューを決めて買い出しから調理までする「班おやつ」は大人気!こうした子ども達の笑顔を守り、食への関心や自主性も育むおやつの時間をより充実するには、支援員のサポートと人的・時間的確保が必要です。



・創造力を爆発させよう!モノをつくる喜びを学童期に経験するために、経験豊かな支援員のサポートが必要です!!
虹の子では、年間を通して様々な工作がはやります。酒蓋ゴマ制作、段ボール工作、凧制作など、多くの子ども達が時間を忘れて制作に取り組みます。使う工具も材料も非常に本格的であることに特色がありますが、子ども達がその創造力のもとに自由にこれらの工具や材料を使って工作するには経験豊かな支援員の指導やサポートが必要です。



・野外活動で子ども達が多くの経験をするためにも、支援員の経験と人員確保が必要です。
虹の子は、土曜日や夏休みをはじめとする学校の休業期間中も開所しています。学校が休みの日は朝から夕方まで長時間過ごすことができるので、定期的に「ツアー」と名付けたお出かけをしています。初夏や秋には登山、夏には堀川や御所の小川で水遊びをしたり、冬にはスケートをしに行きます。こうしたツアーを安全に行うためには、経験豊かな支援員が数多く必要です。保護者が就労などで週末出かけられない家庭でも、子ども達が様々な場所に出向きより豊かな経験を積むことができるようサポートしていくためにも、ご支援を使わせていただきたいと思っています。


事業報告<2023年5月21日~2024年5月20日>
みなさまの応援のおかげで、児童の居場所と地域のつながりを守ることができました。



1.実施内容
1 親が運営し、経験豊かな支援員が、学齢期に応じた多様な遊びを通して、豊かな学童期を過ごすことができる共同学童保育所を維持し、昇給など処遇改善も実施した。
2 ベテラン支援員による子育て講演会のほか水鉄砲大会や秋まつりなど地域の子どもから高齢者まで楽しめるイベントを実施した。
3 児童、保護者、地域の方々や支援員すべてが温かく迎えられ、巣立ってもいつでも戻れる「居場所」、そしてこの場所を起点として世代間・地域間のつながりをもてる「交流の場」を提供した。
2.事業成果
当学童のベテラン支援員が支援員個人で初のはぐくみアクション賞を京都市から受賞したり、新聞で「上京区の学童保育所に『保育のプロ』」として特集が組まれるなど支援員そのものの認知度及び職業に対する評価の向上に貢献した。
地域の小学校でベテラン支援員による子育て講演会を実施して学齢期の児童の健やかな育ちのアドバイスを行ったり、水鉄砲大会や秋まつりを主催したり、地域イベントに工作ブースを出店するなど地域に積極的に関わり、PTAや消防団、地域の見守りなどほかの部分でも当学童の保護者が活躍するなど、「地域の子は地域で育てる」文化を先導する存在になっている。
3.今後の課題
保育料と児童数に応じた市からの補助金で運営しており、家賃などの上昇や少子化により資金難に陥る可能性が高く、4名の支援員の雇用の維持のためにも安定した収入源の確保が急務である。
「里芋のような親になろう」をスローガンに、豊かな指導力ある支援員とともに、日々の子育てと保護者会活動を通じて、親も成長できる場とする。
法人・団体名 |
一般社団法人 共同学童保育所 虹の子クラブ |
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代表者 |
寺尾誠一 |
住所 |
京都府京都市上京区新町通一条上る一条殿町500番地 |
電話 |
075-432-1439 |
メール |
info@nijinoko.org |
ウェブサイト / SNS |