
民主主義を子どもたちに!
持続可能で自律・成熟した社会の実現に向けて。
【受付終了】民主主義と教育を考える会
わが国では、18歳に選挙権年齢が引き下げられてからも、若者の政治離れや選挙での低投票率が続いています。また世界では、暴力や専制によって民主主義を否定するような動きも後を絶ちません。
我々は、持続可能で自律・成熟した社会を次世代に残すため、民主主義の意義を分かりやすく教えるアニメ動画を作成し、国内外の小学校・児童施設等で出前授業を行っています。
※共感助成のご寄付受付を終了いたしました
団体・法人の全事業内容
1.選挙をテーマとするアニメ動画を用いた出前授業
選挙をテーマとするアニメ動画「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」を用いて国内外の小学校・児童施設等で出前授業を行っています。アニメ動画は、架空の選挙で子どもたちが二人の候補者に対して実際に投票し、その結果によってその後のストーリーが分岐するという模擬投票の要素を含んでいます。



2.アニメ動画を用いたその他の出前授業
アニメ動画は選挙以外にも、国際理解(「のぼるくんとジョーダンくん」)や意思決定(「プニュプニュ村のいしけってい」)など様々なテーマのものがあり、ニーズに合わせて子どもたちに必要な授業を提供しています。アニメ動画は日本語版の他、英語版、テトゥン語版、中国語・ポルトガル語の各字幕付版等があります(一部の動画のみ)。
3.絵本を用いたワークショップ
「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」は絵本としても出版されており、これを用いたワークショップも開催しています。アニメ動画と同様、絵本も、読者である子どもたちが二人の候補者のうちどちらが良いか自らで決め、その結果によって後半のストーリーが分岐するという仕掛けが用いられています。
4.教育的効果の分析
出前授業の前後には子どもたちにアンケートをとり、アニメ動画や授業の教育的効果、子どもたちの民主主義意識等について分析しています。結果はより効果的な授業の構築に役立てられる他、論文として各種媒体に発表されることもあります。
ご寄付の活用内容
1.アニメ動画を用いた出前授業の実施のための旅費・交通費
アニメ動画「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」を用いた出前授業は国内外のあらゆる地域で行われるため、現地までの旅費・交通費に使用させていただきます。



2.人件費
「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」を用いた出前授業実施の際の補助員、海外で行う場合の通訳・コーディネーター等にお支払いする人件費に使用させていただきます。
事業報告<2023年5月20日~2024年5月19日>
1.実施内容
・選挙をテーマとするアニメ動画「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」の別バージョンとして、「経済政策版ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」を制作した。(内容:村の企業に税金をかけるか否かについて村長選挙で決めることになり、二人の候補者が立候補。児童が実際に投票で勝者を決め、その結果によって後半部分の動画ストーリーが変化する)
・「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」「経済政策版ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」を用いた小学校での出前授業を国内にて計10回行った(弘前市立北小学校3、多賀城市立山王小学校2・城南小学校3、藤里町立藤里学園2)。
・アンゴラ共和国Menongue Primary School で出前授業を行った。
2.事業成果
・授業終了後に学校教員・児童からいただく意見では、「政治のことを分かりやすく理解できた」「選挙の意義を考えることができた」等、好意的な意見が大半を占めた。
・出前授業では参加児童対象のアンケートを実施したが、「ものごとはみんなで話し合って決めるのが良い」「話し合いで決まらなかった時、投票で決めるのが良い」に関する回答では、いずれも授業後に「そう思う」「どちらかと言うとそう思う」という回答が大幅に増加した。
・一方で「みんなを引っ張っていくリーダーになろうと思う」に関する回答では、授業の前後で目立った変化は確認できなかった。
・ここからは、授業によって話し合いや投票の意義に関する意識は変化したとしても、「リーダーになる」という、より積極的な意思が必要な事柄に関しては、容易に変化しないことを示していると言える。
法人・団体名 |
民主主義と教育を考える会 |
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代表者 |
蒔田純 |
住所 |
青森県弘前市文京町1番地 弘前大学教育学部政治学研究室内 |
メール |
ridem.japan@gmail.com |
ウェブサイト / SNS |