誰もが自分らしく生きられる。
教師を育て、ライフスキルを学べる場を
カンボジア中に!
【受付終了】特定非営利活動法人SALASUSU
困難にも諦めず、自ら人生を動かすためにがんばり続ける力、ライフスキル。農村で10年以上女性の成長を支え、その価値に確信を持った今、教師を育てることでこの教育をカンボジア全土に届けます。どんな背景の人も取り残さず安心して学べる教室が増え、誰もが人生を自分らしく生きられるように。ぜひ力を貸してください。
※共感助成のご寄付受付を終了いたしました
事業内容
団体について
全ての人が人生の旅を楽しめる社会へ
2008年からシェムリアップの農村に工房を持ち、最貧困層出身の女性たちとものづくりをしながら彼女たちの自立を支えてきました。教育の機会に恵まれなかった女性たちは、何か問題にぶつかったとき、「仕方ない」とすぐに諦めてしまいがちです。私たちは、がんばるための力を「ライフスキル」と定義し、様々なトレーニングを提供しながら女性たちの成長を支えてきました。そのライフスキル教育をカンボジア全土に広げるべく、公教育の教師育成に挑戦しています。
具体的な事業や活動の内容
カンボジアでの公教育改革・教師育成
1.公教育に関わる教師の育成
労働職業訓練省傘下の公立職業訓練校において、ソフトスキル担当の教師を対象に授業研究を実施しています。授業研究を繰り返し行うことで、学習能力が様々である生徒がいる一つの教室で、誰一人取り残されず、全員が学ぶことを可能になります。今後は、教育省傘下ロールモデル校においても授業研究を実施し、小学校の教師の養成を行っていきます。
2.カリキュラム開発・学校改革のためのR&D
農村の自社ラーニングセンターにおいて、最貧困家庭出身の女性たちに算数、国語、総合の協同学習の授業を提供し、授業研究を行っています。カンボジアで最も進んだ協同学習カリキュラムを実現するイノベーション校とし、公教育改革のモデルとしたいと考えています。今後は日本の教育専門家にさらなる指導をいただきながら、小学生用協同学習カリキュラムの制作や教師養成手法の確立に挑戦します。
3.カンボジア授業研究学会の立ち上げ
カンボジアにおける授業研究の研究を深め、本取り組みを拡大していくために、カンボジア授業研究学会の立ち上げを行う予定です。学会のキックオフイベントをカンボジアで実施するとともに、世界授業研究学会にも参加し、世界の授業研究の知見を取り入れていく予定です。
事業や活動の展望
公教育に携わる教師の5%にあたる、5000人の教師を育成を目指して
1.職業訓練校だけでなく、小学校をはじめとした公教育の改革へ挑戦
現在のプロジェクトでは職業訓練校が中心ですが、今後は教育省傘下のモデル校などで授業研究を実施し、公教育の質の向上を図っていきます。
2.カンボジア政府と連携し、政策提言を目指す
積極的に政府の方々を授業研究のトレーニングに招聘し、学校・地域・国が一体となって、学び、学校改革を行う、学びの共同体を創造にチャレンジします。
ご寄付のご活用内容
授業研究のトレーニング、カリキュラムの研究開発等に必要な経費に充てさせていただきます。
1.公的職業訓練校や小学校のモデル校における授業研究の運営費補助として
授業研究を学校で運営するにあたり、団体の中の教員指導専門家やカンボジア人トレーナーの存在が欠かせません。彼らが、学びつづけ、公教育に関わる教師に価値を提供できるよう、応援をお願いいたします。
2.カリキュラム開発・学校改革のための日本の教育専門家の派遣費の補助として
日本では授業研究の実践・研究が盛んなため、カリキュラム開発や教師養成手法を確立にするにあたり、日本の教育専門家に大いなるサポートを得ています。日本が今までに培った知見をもとにカンボジアで活動することで、インパクトを出すことができると考えています。
3.カンボジア授業研究学会立ち上げ・運営費の補助として
カンボジアにおける授業研究などの活動を知見として蓄積するとともに、カンボジア内でも研究の文化を醸成することで、次世代に知見を引継ぐことができ、国内の公教育改革が加速します。授業研究を専門とする日本の専門家が関わり、授業研究を軸として活動している幣団体が学会を立ち上げる意義は大きいと考えています。
事業報告<2023年1月~2024年1月>
1.実施内容
・カンボジア労働職業訓練省傘下の職業訓練校の教師と、教育省傘下の教員養成大学附属小中学校の教師あわせてのべ約500名に対して教員育成のトレーニングを実施
・日本人教育専門家の継続的な招聘
・国際学会(学びの共同体国際学会)での事例発表のための研究を行った(発表は2024年3月)
・資金調達のためのクラウドファンディング、助成金申請、寄附営業などを実施した
2.事業成果
教師の研修の結果として子どもの学ぶ姿がよく見えるようになり授業研究における発言内容が変わった教師が育成できたこと、授業でもできる限り多くの子どもたちが深く学べるようにケーススタディを導入するなど工夫を行った教師の姿を確認することができた。
また日本の専門家を定期的にカンボジアに招聘することで、教師の学びを深めることができただけでなく、関連機関からの信頼を深く得ることができ、今後の事業展開を持続的に行うための事業基盤が整うこととなった。
法人・団体名 |
特定非営利活動法人SALASUSU |
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代表者 |
青木 健太 |
住所 |
〒150-0012 |
電話 |
03-6277-2419 |
メール |
info@salasusu.com |
URL |