哲学を始める
人文ライター斎藤哲也氏 の当研究会講義について、ソフトウェアエンジニア/リブライズ 開発・運営者/Zindies 開発・運営者である地蔵真作氏の感想を許可を得て転載します。
産業革命以来と言われる社会激動の中、必然的に、人間も、その関係性も変わっていく部分が生じます。今後さらに人間らしく思考を続けるため、共に学んでいきたいという我々なりの試みを、まさに体感してくださった感想でした。
風伝館で講義を行う人文ライター斎藤哲也氏
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昨日は、信頼資本財団主催の「社会的事業と哲学研究会」の第2回、「哲学とは何か」に参加してきました。結論から言うと、「ふんわり哲学入門」みたいなぬるい話ではなく、「明日から使える哲学講座(実践編)」みたいな趣で、いきなり思考を整理するツールが一つ増えたのでした。
「哲学」という言い方が持つ格調の高さは、それがゆえに普段の生活と切り離された、どこか別の場所にあるものというイメージも感じさせてしまいます。ただ、英語の「フィロソフィー」だと、例えばソフトウェア設計のフィロソフィーというような表現は普通にします。それは「考え方」とか「物事を整理するためのベースになるもの」ぐらいの意味合いです。
講義は、「哲学とは、概念を創造することを本領とする学問分野である」というところから始まって、そこから「概念の創造」に切り込んでいきます。事象を発見し、それを何らかの「言語」によって定義していくというプロセスは、システムを設計する話と非常に近いなあと思いながら聞いていました。ただ、システムであればそれを完成するところまで言語化できていれば充分ですが、事業だとゴールそのものが曖昧なこともありがちです。売上が上がっているからつぶれない、は事実かも知れないですが、その事業がなぜ必要か、という答はそこからは得られません。
哲学(というか言葉的にはぼくはフィロソフィー推しかな)は、そこに答をもたらしてくれるかもしれないな、と思いながら帰ってきました。
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(2026年5月26日 事務局)
