「社会的事業と哲学研究会」とは?
※参加者継続募集中
いかに考え、学び、関係性を紡ぎ、生きるか。
時間がかかる思索の姿勢を身につける場。
効率を求め、AIを用いることが多くの社会活動での前提条件となった現代において、人はいかに考え、学び、幸福に生きることができるかを問い続けることがますます重要になっています。
本研究会は、効率性やデータが優先される現代において、この根源的な問いを起点に、あえて時間がかかる思索の姿勢を身につける場を目指します。
実践研究の対象は、私たちが17年以上にわたり接してきた社会的事業家の現場です。哲学は、自らの現場活動も持ちながら理論を構築されている第一線の方から学びます。
本研究会形式の特徴
実践と哲学の往復
「事業の回」と「哲学の回」を原則として交互に開催。実践知と思索を繰り返すことで、これからの時代を生きるための指針を求める思索の在り方を学びます。
研究会概要
| 対象 | 社会的事業家、社会的事業の支援者、またはいずれかに興味がある18歳以上の方 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年4月〜12月 全9回 毎月第3土曜日(8月を除く) |
| 定員 | オンライン参加も含め約50名 |
| 受講料 |
一般 大学生など学生 受講料 ※第7回(視察回)は別途実費(交通・宿泊・食事等)が必要です |
| 会場 | 京都 風伝館 京都市上京区室町通丸太町上る大門町253番地 東京 アミタホールディングス株式会社 東京本店 大会議室 千代田区神田駿河台四丁目3番地 新お茶の水ビル12F 栃木 那須(第7回 視察回) |
カリキュラム一覧(全9回)
| 日程 | 区分 | テーマ・説明 |
|---|---|---|
| 第1回 4/18(土) |
事業 | 社会的事業の今 通年ナビゲーターも務める第1回講師が、自身の事業を足場に概観する現在の社会的事業について伺います。 講師:熊野 英介 会場:京都 風伝館 |
| 第2回 5/16(土) |
哲学 | 哲学とは何か 哲学とは何か、発祥地西洋の哲学を概観する形で伺います。 講師:斎藤 哲也 会場:京都 風伝館 |
| 第3回 6/20(土) |
事業 | 事業拡張の困難 日々感じている事業を拡張していくことの困難について伺います。 講師:関 恵 会場:東京 アミタ大会議室 |
| 第4回 7/18(土) |
哲学 | 日本の思想・哲学とは 日本で育まれた思想・哲学について学びます。 講師:浜崎 洋介 会場:東京 アミタ大会議室 |
| 第5回 8/22(土) |
事業 | 地域と資本の循環 大規模な生活協同組合の室長と自ら設立した会社の代表を務める中から見えてくる地域での事業について伺います。 講師:成田 智哉 会場:京都 風伝館 |
| 第6回 9/19(土) |
哲学 | 哲学的思考を日々に活かす −対人支援における偶然性− 哲学的思考を日々にどう活かすかを学びます。 講師:高木 俊介 会場:京都 風伝館 |
| 第7回 10/17(土) 〜 18(日) |
視察 | 事業の規模について 栃木県那須でカフェ・宿泊スペース・食品工場・複数店舗への卸・販売などを行ってきた現場を視察。その道程を伺います。 ※別途、交通費・食費・宿泊費が必要です。 講師:宮本 吾一 会場:栃木 那須 |
| 第8回 11/21(土) |
哲学 | 各々が倫理を考え続けることの重要性 東洋哲学の視点も伺い、自らの生きる方向性を見定め、思索を続けることの重要性を学びます。 講師:中島 隆博 会場:東京 アミタ大会議室 |
| 第9回 12/19(土) |
振返り | ナビゲーターと参加者による対話 1年の学びを振り返り、ナビゲーターとの対話で気づきを深めます。 講師:ナビゲーター陣 会場:京都 風伝館 |
当日のタイムスケジュール
| 時間 | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| 15:00〜16:00 | 講義 | 各界第一線の講師によるインプット |
| 16:00〜16:30 | ワークショップ | 参加者同士による対話・ワーク |
| 16:30〜17:30 | ナビゲーターとの対話 | 講師とナビゲーターの対話・質疑応答 |
| 18:00〜20:00 | 懇親会(任意参加) | ※別途、会費が必要です。 |
通年ナビゲーター紹介
【事業の回】
熊野 英介(アミタホールディングス株式会社 代表取締役 / 信頼資本財団 ファウンダー)
【哲学の回】
丑田 俊輔(プラットフォームサービス株式会社 代表取締役 / 信頼資本財団 フェロー)
川島 和子(信頼資本財団 代表理事)
講師プロフィール
【事業】第1回 4/18 京都

1979年の創業以来アミタグループを牽引。持続可能な社会を目指し、循環資源製造の100%再資源化サービスや日本初のFSC®森林認証審査を提供するなど社会課題解決に取り組む。現在は「エコシステム社会構想」の実現に注力。2009年に信頼資本財団を設立し、2023年までの15年間代表理事を務めた。
【哲学】第2回 5/16 京都

1971年生まれ。人文ライター。東京大学文学部哲学科卒。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。編著書に『哲学史入門Ⅰ〜Ⅳ』(NHK出版新書)、『試験に出る哲学』(同前)、『小論文キーワード』(筑摩書房)など。編集・構成に『哲学用語図鑑 完全版』(田中正人・プレジデント社)、『すごい古典入門 ルソー『社会契約論』——民主主義をまだ信じていい』(宇野重規・中央公論新社)、『中国哲学史──諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』(中島隆博・中公新書)、『ものがわかるということ』(養老孟司・祥伝社)ほか多数。
【事業】第3回 6/20 東京

1977年京都府出身。北海道大学経済学部卒、スウェーデン留学・医療福祉修士課程修了。外資系コンサル・医療機関コンサルを経て、2014年「発酵食堂カモシカ」(京都嵯峨嵐山)をオープン。第3回京都女性起業家賞最優秀賞(2015年)、第12回文化ベンチャーコンペティション最優秀賞(2019年)受賞。
【哲学】第4回 7/18 東京

1978年生まれ。東京工業大学大学院博士課程修了、博士(学術)。雑誌『クライテリオン』編集委員。著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉』(新曜社)、『反戦後論』(文藝春秋)、『三島由紀夫』(NHK出版)、『小林秀雄の「人生」論』(NHK新書・山本七平賞奨励賞)。編著に福田恆存アンソロジー三部作ほか多数。
【事業】第5回 8/22 京都

1988年生まれ、北海道千歳市出身。東京大学文学部歴史学科卒業後、トヨタ自動車人事部にて国内外計40万人以上を対象とした諸活動や役員サポートに従事、ブラジル支社を経て独立。共助型困りごと解決プラットフォーム「ミーツ」を立ち上げ、「厚真町コミュニティスペースイチカラ」などを企画運営。北海道経済コミュニティ財団「えぞ財団」団長。国土交通省‧経済産業省の委員を歴任。
【哲学】第6回 9/19 京都

1957年生まれ。1983年京都大学医学部卒業。精神病院・大学病院で計20年勤務後、2004年にACT(包括型地域生活支援)のためたかぎクリニックを設立。「京都・一乗寺ブリュワリー」を運営。著書に『ACT-Kの挑戦』等。訳書に『オープンダイアローグ』(日本評論社)。
【視察】第7回 10/17-18 栃木

1978年東京生まれ。豪州滞在を経て2000年に那須へ移住。飲食店や「那須朝市」の運営を経て、2014年「Chus」、2018年銘菓「バターのいとこ」を手がける。2022年には複合施設「GOOD NEWS」を開業。2025年、北海道での新ブランド展開に加え、「第20回ニッポン新事業創出大賞」経済産業大臣賞を受賞。食と地域の循環をテーマに事業を拡大中。
【哲学】第8回 11/21 東京

東京大学法学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科助教授などを経て、2012年から東洋文化研究所准教授、2014年から同教授。2023年から2026年まで同所長。研究分野は、中国哲学、日本哲学、世界哲学。著書に、『日本の近代 思想を読みなおす1 哲学』(東京大学出版会、2023年)、『中国哲学史―諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』(中公新書、2022年)、編著に『世界哲学史』(全8巻+別巻、ちくま新書、2020年)など多数。
【振返り】第9回 12/19 京都

1年の学びを振り返り、ナビゲーターとの対話で気づきを深めます。事業の回・哲学の回を通年で伴走したナビゲーター陣が、参加者それぞれの思索と実践を次の一歩へとつなぎます。
お申し込みはこちらから
参加申し込みを受け付けています。下記申込みフォームよりお申し込みください。
主催・協力
主催 公益財団法人信頼資本財団
京都府京都市上京区室町通丸太町上る大門町253番地
info@shinrai.or.jp
協力
プラットフォームサービス株式会社(東京都千代田区神田錦町3丁目21番地)
一般社団法人ネクストコモンズラボ(東京都渋谷区 神宮前6-27-4 東武第二ビル2階)