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一般財団法人私立新留小学校設立準備財団

小さな半径のエコシステムを豊かで持続可能にしていく新しい小学校を創る

一般財団法人私立新留小学校設立準備財団

【活動概要】
鹿児島県姶良市の小さな廃校を舞台に、2026年4月開校を目指して新たな小学校づくりを進めています。
「学校は地域のハブであり、コモン(共有地)である」という視点から、学び場を軸とした自立した地域コミュニティを育みます。
また、その実践から生まれる知見をどのような場所でも活かせる形で共有し続けることで、各地の学校と地域が変容していく触媒となることを目指します。

※公益財団法人信頼資本財団のソーシャルビジネス支援信頼基金によって当団体の活動を支援する場合、個人の場合は所得税等控除、法人の場合は損金算入という税制優遇の対象となります。
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団体・法人の全事業内容

1.ふつうの小学校をつくる

鹿児島県姶良市の小さな廃校を舞台に、2026年4月開校を目指して新たな小学校づくりを進めています。
コンセプトは「ふつうの学校」。
「ふつう」とは、普く通ること。多様な捉え方があり、人によって定義や解釈の幅も様々で物議を醸しやすいワードですが、狭義の「普通」を問い直す意味でもあえてこの単語を選んでいます。
特別なメソッドや特別なプレイヤーの存在に頼らず、その地域の人材やリソースを存分に活かしながら、児童だけでなく、地域にとっても働く先生たちにとっても、居心地がよく、学びが深い学校づくりを目指し、そのエッセンスが広く普く通るよう準備段階から開校後の試行錯誤をこまめに発信していきます。

2.学び場を軸にした幸福度の高い地域デザイン
〜2つの保育園での実践〜
小学校設立に先駆けて設立した「ひより保育園」(霧島市)と「そらのまちほいくえん」(鹿児島市)では、学び場が起点となり、地域の生産者や商店街の店舗をはじめとした地域コミュニティへと伝播していきながら、自分たちの暮らす場所に根ざした小さな経済圏を生み出しつつあります。
また、一人一人の職員が自身の個性と力を発揮しながら質の高い保育を成り立たせる環境づくりの視点も含め、各地の保育・教育現場へと徐々に広がりを見せています。
3.教育をアップデートし、地域の資本をより豊かに

新留小学校では、近隣の生産者と連携した給食、まちに開かれたランチルームとライブラリーなど、地域に暮らす人たちと共に学びの環境をつくっていきます。小学校を真ん中に「半径300m」「半径3km」「半径30km」へと広がりが生まれていくことで、一次産業をはじめ、地域のコミュニティや経済を、温度感ある形で次世代へとつなげていきます。
こうした活動を通じて、学校と地域のあたりまえを問い直していくと同時に、地域の資本(社会関係資本、文化資本、自然資本)をより豊かにしていきます。

4.日本中の学校と地域が変容していく

学校づくりと並行して、全国各地の様々な業界のプレイヤー・行政・研究者・教育の当事者である子どもたち等との対話を繰り返すことで、システムチェンジの道筋をあぶり出していきます。
また、私立小学校の新設や廃校の再生のみならず、全国の山間部に存在している小規模な公立学校が廃校「前」の段階から動き出しはじめるということも見据えていきます。既存の学校の変容も含めて、1000校のネットワークを目指し、学校・地域間での学び合いも生み出していきます。

5.世界中のローカルが彩りあふれる世界に

その先には、日本国内を越えて、類似する教育・地域課題を抱えている近隣諸国(台湾、中国、韓国など)を皮切りに、同モデルの展開を進めていきます。
世界中の半径30kmの世界を、持続可能で彩りあふれるものにしていくことを目指し、地球スケールでの創発に挑戦していきたいと思っています。

ご寄付の活用内容

1.廃校を再び開校し、小学校をつくる

本プロジェクトの舞台となる姶良市は、鹿児島県の中央部に位置する人口約7.7万人の自治体です。中山間地域は人口減少・高齢化が進んでおり、今回の校舎である新留小学校は2007年に休校、2020年に廃校となりました。
この校舎を起点に、私立小学校の設立を進めていきます。

2.学校法人設立に向けて
まずは、2025年度の私学審議会(鹿児島県)における学校法人設立許認可取得を目標に、寄付募集や情報発信を実施します。
 
学校法人設立の認可を受けるにあたり、安定した財務状況であることを証明するために、「2年分の運転資金」「土地建物の自己所有」が条件となり、基本的には借入ではない調達による資金が必要です。
72人以上の規模の小学校を想定した場合の、設立に必要な資金の概算として、約7億円の準備調達を想定しています。
3.地域にひらかれた学び場へ

2026年4月開校目標に向けた準備として、地域コミュニティとの関係性の構築、老朽化した校舎の改修や、まちにひらかれたランチルーム・図書室の新設、学習指導要領に紐づいた学習環境の設計、その他学校運営に必要な準備を進めていきます。

4.再校イニシアチブの立ち上げ

学び場を軸に小さな半径のエコシステムを豊かで持続可能にしていく、そのリジェネラティブ(再生的)な活動であり概念を「再校」と呼びたいと思います。
学校づくりと並行して、全国各地の企業や行政・教育機関と共に、「再校イニシアチブ」を立ち上げていきます。学び場を軸にした地方創生(幸福度の高い地域デザイン)のモデルとして、各地へとインパクトを広げていきます。

法人・団体名

一般財団法人私立新留小学校設立準備財団

代表者

古川瑞樹、古川理沙、丑田俊輔

住所

〒892-0842

鹿児島県鹿児島市東千石町17-1(そらのまちほいくえん内)

電話

099-225-7107

メールアドレス

junbizaidan@gmail.com

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