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TERA Energy株式会社
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京都府、SB融資

事業概要

エネルギー事業を通じて社会貢献に取り組む寺院をサポートすることを目的とします。また自然エネルギーを推進し、気候変動問題の解決と環境保全へ貢献します。
寺院は地域の人々により運営されてきた公の施設です。電気料金の一部を宗教法人にサポート費として還元することで継続的な資本を地域に生み出し、寺院コミュニティの周辺の人々でその使途を考える場を創出することにより、地域に良い経済循環を生み地域が活性化することを意図しています。全国に7万ある寺院コミュニティが主体的に社会課題に取り組めば、社会をより良く変える力となり得ます。地域と共に歩み続ける寺院をサポートすることが、安心して暮らせる地域づくりにつながると考えます。

事業の理念、創業の志など

代表 竹本 了悟 氏

 

仏道に生きた近江商人の<三方よし~売り手よし、買い手よし、世間よし>に<未来よし>を加えた<四方よし>の精神を大切にします。
未来よし:100年後の子ども達の安心・安全な暮らしを守るために自然エネルギーを推進します。
世間よし:豊かなつながりを紡ぐお寺や慈善団体をサポートすることで、安心・安全な暮らしを守ります。また、エネルギーを地産地消することで、災害に強く、より豊かな地域づくりへ貢献します。
買い手よし:お得な料金プラン、電力の見える化、高齢者の見守りなど、多様なサービスでより豊かな暮らしをサポートします。
売り手よし:僧侶としてきちんと誰かの役に立つことが、私たちの大きなよろこびです。

組織情報

法人名

TERA Energy株式会社

住所

京都市右京区西京極堤外町18-124

webサイト https://tera-energy.com
信頼責任者のご紹介・応援メッセージ 更新:2023年4月

その他情報

小坂 興道 さま

 

電気代が高騰しだしてからもう2年ほどになろうか。安さを売りにしていた新電力は淘汰され、大手電力会社も値上げを試みるなど、消費者にとっても厳しい状況が続いている。

こうした状況下にあって、消費者の意識に、高い安いというわかりやすい価値観以外に環境にやさしいなど意味のある消費を選択する傾向が生まれてきているように感じている。

このことはテラエナジーのような会社にとっては大きな追い風となるだろう。実際約700社の新電力の内2割ほどの会社が倒産した中、この新参の会社は生き残っている。

国が見せかけのコストが低い原発への回帰姿勢を取る中、環境負荷の低い再生可能エネルギーにこだわり続ける姿勢が、それを評価する消費者に受けていると考えられる。また自らの利益を社会に還元する仕組みはかなりの特色となっている。

コロナ禍における飲食店を見ていて、いわゆる太客を抱えているような高級店や不特定多数の客を対象とするチェーン店のような飲食店が大変苦戦している中、細い客を多数抱えている小料理屋のような店が健闘しているように感じた。

贅沢なサービスや虚栄心を満たすようなサービスといった需要、安くて早くてどこでも出会えるといった便利さへの需要は時代の流れによって極端に左右される部分が大きいのかもしれない。一方で自分たちの日常の一角を形成し手放しがたい存在であったり、よその店ではなくてここだからこそと思ってもらえたりする店の方が、やはり時代の影響は受けつつも生き残りやすいのかもしれない。

テラエナジーについている顧客もきっとそれぞれの思いで、苦境の中のテラエナジーを手放さずにいるのだろう。

折りしも、大手電力のカルテルが報じられた。自らの利益のみを追求するような在り方は今後否定される流れとなろう。近江商人のいう三方良し、テラエナジーは四方良しだが、公益に利する姿勢の無いものは見放される時代が来つつあると肌身の感覚で感じている。

テラエナジーの今後にますます期待している。

野呂 靖 さま

 

 テラエナジーの取り組み、2018年の創立から一貫して応援しています。当初は電力業界の種々の環境変化のなかで様々に模索していた段階であったかと思いますが、直近では新たなプランの開発などによって一定の利益が生み出せる態勢になったとともに、こうした活動への社会的な関心の高まりも喚起できるようになってきています。

 その成果の一つが京都市脱炭素先行地域における京都市との連携協定の締結です。京都市の脱炭素の取り組みの中心的役割を担うことを通して、日本だけでなく世界的にも先進的な取り組みとして認知が広がることが期待されます。

 ポストコロナにおける新しい社会のあり方が論じられるようになるなか、自死・貧困問題などさまざまな社会的課題は依然として大きな問題となっています。なかでも小学生など若年者の自死者数が深刻化しており、支援の取り組みをサポートする仕組みづくりの意義はますます大きくなっていると思われます。テラエナジーの寄付付き電気の取り組みは、そうしたサポートを社会にビルトインするものでありきわめて重要です。環境問題と社会問題という位相の異なる課題の両方を同時に見据えるテラエナジーの取り組みを応援しています。

廣谷 ゆみ子  さま

 

先日3月9日(木)付の京都新聞に「脱炭素化加速へ連携」という見出しで、京都市がTERA Energyと連携協定を結んだことが記事になりました。

 

コロナは現在、5類という扱いになったものの、実際は未だ終息を迎えてはおりません。しかしながら、コロナ禍という覆いによって見えにくかったものにも、最近、ようやく日が当たりつつあることをこの記事を読んで実感しています。

 

地道に活動を続け、実際に動いてはいるものの、その様体がなかなか表に出てきにくかったこれまでの現状を打破して、京都市とこうした連携を得たことを、私は心から嬉しく思いました。

 

いつも書いていますが「生きとし生けるものは自らの行いの結果を受けるものであり、それに応じた責任をどのように負うていくのか」という仏教の根本理念は、まさしくTERA Energyの真髄であると私は思っています。

 

TERA Energyの社会貢献活動をたくさんの皆さまに知っていただき、一緒に実践してほしいと願っています。