皆さまに今伝えたい、知ってほしい財団からのメッセージ
2025.11.25
バトンを渡すまでにできること
11月18日以来、「トリプル安」という言葉が各種報道で躍っています。株安・円安・債券安が同時に進んでいる状況を受けて。相対的に様々な要因から変動しやすい株や為替だけではなく、日本国債までも売られて安くなり金利が上がっていく状況は、日本という国の先行きに国内外の人が不安を感じているということ。
間もなく設立丸17年を迎える我々が、信頼資本と名付けた社会関係資本もまた大事にされる社会を目指すとしてきた理由の一つが、2008年のリーマンショックの実感 ―金融資本のみに世界中が覆われているという理解― にあります。
「トリプル安になったのをどうするんだ」と状況に反応するのではなく、課題が多い中でもせめてどんな社会に住みたいのか、未来の人にはどんな社会をパスしていきたいのか、そのために海外との関係や経済はどうあったら良いと考えているのか、具体的にはどんな道筋があるのか、そのために耐えていかなければならないのはどんな痛みなのか― バトンを渡すことを視野に入れながら、各々が、面倒なことも学び、考え、相容れない考えの人とも話をし、一歩一歩進むしかないと考えています。歴史が何層にも折り重なった現状を一気に変えることなど、到底できるはずはないという認識から。
(2025年11月25日 事務局)

