信頼資本財団について 社会事業を応援する

財団について

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フェロー

シニアフェロー
斉藤 賢爾
早稲田大学大学院経営管理研究科教授
慶應義塾大学SFC研究所上席所員

専門はインターネットと社会。
コーネル大学大学院工学修士課程(計算機科学)修了。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。
博士(政策・メディア)。
同研究科特任講師等を経て2014年より同大学SFC研究所上席所員。
また2016年より株式会社ブロックチェーンハブCSO(Chief Science Officer)。
2017年より一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事。2019年より早稲田大学大学院経営管理研究科教授。

 

■著書
『不思議の国のNEO』(太郎次郎社エディタス、2009年)、『未来を変える通貨:ビットコイン改革論』(インプレスR&D、2015年)、『信用の新世紀-ブロックチェーン後の未来』(インプレスR&D、2017年)、『2049年「お金」消滅-貨幣なき世界の歩き方』(中央公論新社、2019年)など

信頼資本財団について

信頼資本財団に入ることを「入団する」と表現するのだと知りました。財団なのですから当たり前なのですが、「入団」という言葉には力強い響きがあります。仲間との強いつながりを感じます。
 
仲間が集まって営むコミュニティの活力の源は、人と人とのつながりだと思います。人類史を振り返ると、言語能力の獲得は、人ができることを飛躍的に拡大したと思いますが、言葉はひとりでは使えない・作れない道具です。同じように、人と人とのつながりの中で初めて意味をもつ道具が次々と発明され、社会を支えてきたことを、工学者である故バックミンスター・フラーは、その著書「宇宙船地球号操縦マニュアル」の中で指摘しています。同著はまた、人類の「富」が「人数×時間」の次元にあるといいます。より多くの人々が、より長く生きていけるなら、その社会には多くの富があるというのです。そのためには、人と人の間から生まれる知恵が必要でしょう。21世紀前半、すでに私たちは嫌というほど数多くの危機に出会い、人と人とが力を合わせることで、それを乗り越えようとしてきました。この激動の時代にあって、人と人とのつながりは、いつでも私たちに残された希望です。
 
仲間たちとの営みの中でこそ、ひとりひとりが輝きを持てるのでしょう。そんな社会の実現と維持に向けて、信頼資本財団の仲間たちとの活動を進めて行けたらと願っています。