フェロー
シニアフェロー
浜崎 洋介
文芸批評家
京都大学大学院特定准教授
雑誌『表現者クライテリオン』編集委員
京都大学大学院特定准教授
雑誌『表現者クライテリオン』編集委員
1978年生まれ。
日本大学藝術学部卒業、東京工業大学(現・東京科学大学)大学院社会理工学研究科博士課程修了、博士(学術)。
著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉―イロニー・演戯・言葉』(新曜社)、『反戦後論』(文藝春秋)、『三島由紀夫—なぜ、死んでみせねばならなかったのか』(NHK出版)。『小林秀雄の「人生」論』(NHK新書・山本七平賞奨励賞)。『ぼんやりとした不安の近代日本―大東亜戦争の本当の理由』、『小林秀雄、吉本隆明、福田恆存―日本人の「断絶」を乗り越える』、『日本人の「作法」—その高貴さと卑小さについて』(以上、ビジネス社)。編著に、福田恆存アンソロジー三部作『保守とは何か』『国家とは何か』『人間とは何か』(共に文春学藝ライブラリー)、文学座談会『絶望の果ての戦後論—文学から読み解く日本精神のゆくえ』『敗戦とトラウマ—次こそ「正しく」戦えるか』(以上、クライテリオン叢書)など。
信頼資本財団について
私たちはよく「交換」と「交換の基盤」を混同してしまう。あるいは「自由」と「自由の条件」を混同してしまう。しかし、商品が交換できるのは、それ以前に「交換の基盤」が整えられているからであり、また、私たちが自由を感じることができるのも、それに先立って「自由の条件」が満たされているからである。
では、「交換の基盤」あるいは「自由の条件」とは何か?
それこそは、人と人との間の「信頼関係」である。「信頼」のないところに自由な商品交換は成り立たず、自由な議論は成り立たない。しかし、それなら、その「信頼」を生み出す互酬的共同性(文化と中間共同体)を、単なる「交換」や「自由」に晒すわけにはいくまい。そこに、いかにして「信頼」を作り、守っていくのかという問いが生まれる。
信頼資本財団と共に、その「信頼」へと問いを深めていければと考えている。