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2016.12.29

【シンライノコトバ特別号:事務局からのご報告】

*今回の特別号は理事長の言葉も踏まえた事務局からのご報告です。
 
【「第4回 信頼デイ」から生まれた信頼資本財団のビジョン】
「私たちは、生命の尊厳を守り、自らも守られることが最も大事だと思う。
この価値観が世界中で共有され、
誰もが未来の安心に貢献できる信頼資本社会を目指して、
共感し合い、助け助けられる人間関係が育まれる事業・活動に取り組み続ける。」
 
上記は、今年11月19日に開催した「第4回 信頼デイ」から生まれた信頼資本財団の「ビジョン」です。
 

今年から「信頼デイ」は、「融資先」「助成先」「A-KIND塾生」「未来設計実践塾生」「想いに賛同してくださっている信頼衆」「寄付者」「財団役員・フェロー等財団メンバー」が集まる日としました。
そして、より早く、今の社会が私たちの理想とする社会に近づくため、次の1年に向けてのビジョンを明確化することにしました。
そのため、最後に、参加者の皆さん全員から「このようなことをビジョンに入れるのが大事ではないか」というご意見やキーワードを出していただきました。
終了後1ヶ月、皆さんの声をベースに「財団メンバー」がネット上で意見を出し合い、最終的に理事長以下事務局でまとめ上げたのが今回の活動ビジョンとシナリオです。

 

私たちの活動に既に関与してくださっている皆様、そしてこれから何らかの形で関わってみようかと考えてくださっている皆様、
どうかこのビジョンを意識しながら、それぞれがそれぞれの立場で活動し、信頼資本社会に向けて共に歩んでください。
来年開催予定の「第5回 信頼デイ」に1年の活動報告を持ち寄り、このビジョンやシナリオを更に明確にしていきたいと思っています。
来年11月11日(土)開催の信頼デイでのその時を楽しみに、私達事務局は来年も力を尽くして参ります。
本年も信頼資本財団に関わっていただき、誠にありがとうございました。
 
【改めてビジョンと共に、その実現に向けてのシナリオを下に記載いたします。】
 
[ビジョン]
私たちは、生命の尊厳を守り、自らも守られることが最も大事だと思う。
この価値観が世界中で共有され、
誰もが未来の安心に貢献できる信頼資本社会を目指して、
共感し合い、助け助けられる人間関係が育まれる事業・活動に取り組み続ける
 
[シナリオ]
1.構想
自然資本と人間関係資本が交わる事で、豊かに生命が増幅し、かけがえのない地球の環境をいたずらに傷つけず、持続可能な社会環境をつくり続ける。
 
2.構築に向けて
良質な人間関係とは、人間同士が共感し合い、助け合い、信頼関係が深く築かれる関係である。
社会的動機性に基づく行動動機を促す商品やサービスといった事業を生み出す社会的事業家は、その関係性を形にして交換させる。
社会的動機性とは、人間同士の良質な関係性だけでなく、あらゆる生命を含む自然との良質な関係性を築くものであり、相乗的な良関係が交換動機となり社会を整える。
このような自治力が発生しやすい共同体づくりに貢献し、その共同体ネットワーク社会を構築する。
 
3.実践
自治力の発生を促すために、自然資本が豊かな地域とその自然を常に意識出来る人間社会に信頼関係が成り立つ事業をつくり出すこと、その社会的事業家が集まりやすい社会環境をつくことが重要である。
即ち、生命リスクとなっている資源とエネルギーと食料の自立分散インフラと、豊かな人生のリスクとなっている教育と医療の共済システムと、生活のリスクとなっている育児と介護の相互扶助の仕組を組み込んだ社会環境づくりを行う社会的事業・事業家を支援し、自ら実践する。