評議員・役員・フェロー紹介信頼資本社会に向けて活動する評議員・役員・フェロー

シニアフェロー 田村 恵子

ともいき京都 代表
わが国における末期がんに対するホスピスケア(緩和ケア)の草分けである大阪市・淀川キリスト教病院に1987年に看護師として就職、1996年聖路加看護大学大学院修了し、翌年にがん看護専門看護師認定を取得。その後、哲学者・鷲田清一の「痛みは人を現在に閉じ込める」という言葉との出会いから、臨床哲学に関心を持ち、ホスピスケアに従事する傍ら人の苦についての対話を通して探究している。2006年大阪大学大学院医学研究科修了(医学博士)。2014年1月より京都大学大学院医学研究科教授に着任し、教員として教育・研究に従事しつつも、看護師として臨床での実践を続けている。2015年7月より、長い間温めてきた地域で生活するがん患者や家族ががんをきっかけとして語り合い、生きる知恵や支え合う力を育む市民活動「ともきいき京都」を開始し、ケア的コミュニティづくりを目指している。
ホスピスでがん患者を最期まで看取り、家族の看護にも取り組む姿がNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で2008年に放映され反響を呼んだ。2012年3月にはTBS系列放送「奇跡のホスピス~人生の"わすれもの"ってなんですか?~」(MBS制作)主人公・田辺礼子のモデルとなる。

■著書
『余命18日をどう生きるか』(朝日新聞出版)、『看護に活かすスピリチュアルケアの手引き 第2版』(青海社)など。
信頼資本財団について
「信頼資本財団」との出会いは全くの偶然でした。がん患者や家族の人を支援する場を開設したいと願い、同志は集まったのですが、肝心の会場が確保できずどうしたらよいだろうかと悩んでいた時に、偶然、風伝館の存在を知りました。京都の中心で、無料で、しかも京町屋をお借りすることができると、驚きと喜びで一杯でした。早速、調べてみますと「信頼を資本にする」というコンセプトが飛び込んできました。が、一瞬、「これってどういう意味?」と戸惑いを感じ、何度も財団のHPを拝見し、熊野理事長のご挨拶文を読み返しました。 しかし、正直なところこんな夢のような社会ができるのかと半信半疑で、風伝館の門をたたきました。あれから、3年余り。月2回のペースで活動を近くで拝見し、時にイベントに参加させていただいて、今こそ「信頼が資本になる」社会づくりが必要であると感じています。 いよいよ信頼資本財団の出番です!微力ですが、そうした活動に少しでも関わらせていただけますことをうれしく思います。