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NPO法人 Silent Voice

大阪府/第17期
事業概要

2017年9月から谷町6丁目駅付近に放課後等デイサービスの事業所として、聴覚障害・難聴児専門の総合学習塾「DEAF ACADEMY(以下 DA)」を作ります。
DAでは、「きこえないからこそ伸ばせる力」を伸ばすことを目標とし、①視覚による能力開発 ②教科学習指導 ③夢を育てるワークショップを通じて、社会で活躍するリーダーを聴覚障害・難聴児から生み出すことを目的としています。

《「DEAF ACADEMY」詳細 》
聴覚障害・難聴児とのコミュニケーションを保障し、仲間たちと安心して夢に向かって努力・成長できる塾を放課後等デイサービス(児童福祉法に基づく制度事業)として運営する。

<特徴> きこえないからこそ、視覚に集中する傾向を活かして視覚による記憶力・速読力などの能力開発を行う。このことによって学力の伸長を狙う。
また、ロールモデルとなる聴覚障害者の講演を通して一人ひとりの夢・目標をつくり実現するサポートを行う。

<教育目標>  聴覚障害者から社会トップリーダーを輩出する。

<教育理念>  きこえなくてもできた。きこえないからこそできた。

<教育プログラム>
■ビジョントレーニングによる目の健康維持
目の視覚機能面 改善をオプトメトリストにより行う。
※オプトメトリスト:目の視覚機能が正しく使われているかチェックし、問題があれば回復のためのリハビリを行うことのできる専門資格

■視覚教材による能力開発
映像記憶力・動体視力・周辺視覚など聴覚障害者の強みである「見る力」 トレーニング

■目で聴く英語教育
発音がわからない聴覚障害児も視覚的に単語数を増やし、アメリカ手話で文法を掴む。

■聴者の社会で生きていくためのディスカッション
社会で生きていくためのディスカッション
例)音のエチケット、自分の障害を伝える方法、災害が起こった時の振る舞い、心構え,etc.

■聴覚障害者(先輩)により教科学習指導

■夢を育てるメンタリング&講演会 メンターが子ども達の目標設定と管理の相談役を担う。
定期的に社会で活躍している聴覚障害者を呼び、子ども達と社会の接点を作る。

事業の理念、創業の志など

代表 尾中 友哉 氏

障害者雇用促進法や障害者差別解消法(合理的配慮の推進)などの法整備が進み、「雇用」における障害者の働きやすさの向上や職域の広がりが進む。その中で、特に身体障害者においては、健常者と変わらない活躍を実現する人材も数多く現れている。
しかしながら、こと聴覚障害者においては唯一言語の異なる障害者として職場でのコミュニケーションの違いなどから募集をしない会社も多い。
また、社会に人材を輩出する「教育」においても、現在98%の難聴者が聞こえる子と同じ学校に通っており、先生の話が聞こえないなどの教育課題を抱えている。
聴覚障害者が社会で活躍するための基盤づくりとして専門的教育を強化していく必要がある。

組織情報
法人名 NPO法人Silent Voice
住所 〒550-0015   大阪府大阪市西区南堀江4-28-6-601
メールアドレス info@silentvoice.co.jp
webサイト http://silentvoice.co.jp/
その他情報

信頼責任者のご紹介・応援コメント

西岡 博史 さま

平成30年度障害福祉サービス等報酬改定が4月1日よりスタートし、報酬の引き下げが実施された。

事実上、20%近い報酬の切り下げは、痛くないはずはなく、噂されながら、正式通知が2月にあり、4月1日からその施行されるのであるから、民間では考えられない厚労省の傘下事業の厳しさを現実として知ることとなった。また、放課後等デイサービスの 報酬区分の導入は、聴覚障害児・難聴児に関しては優遇される措置もなく、正式に行政へ意見書も代表理事である尾中氏から提出もされたが、大きな変化は残念ながら無かった。

一方で放課後等デイサービス「デフアカデミー」は保護者や利用者からの満足も高く、1日定員の10人枠をほぼ連日達成できる状況となったようで、児童発達支援管理責任者の岡松氏や理事の宮田氏ら日々のスタッフの尽力によるところも大きい。

そして、尾中氏自身の活動は3月の「みんなの夢AWARD」(主催:公益財団法人みんなの夢をかなえる会)と7月の「人間力大賞(青年版国民栄誉賞)(主催:公益社団法人日本青年会議所)での両グランプリ受賞となり、彼の活動のみならず、彼らの目指す今後の活動に公的な承認を頂戴できたものであり、後ろ盾となる履歴ともなったと心から拍手を送りたい。

ただ、大きなビジョンは、デフアカデミーから社会のトップリーダーを輩出することであり、デフの子ども達とその保護者に日々寄り添いながらラポールを構築し、様々な壁を乗り越えるレジリエンスを高めることにその目的が存在する。売上だけではなく、その指導する中身の充実を図ることも課題と皆が認識し、額を寄せあいながら連日ミーティングをしている様子こそ、これからの10年、20年如何に事業をしていくのか、如何に生きるのか、その命題に取り組もうとする姿勢であり、頭が下がる。

そんな中で、8月夏休み中には子ども達自身の企画、運営による「デフアカまつり」を実現化させ、利用者の保護者や兄弟の方々にも来場頂き、盛会となった。一つひとつのイベントを含む企画には努力と同時に後にふりかえれば無駄も伴うだろうし、失敗もあるだろう。しかしながら、こうした積み重ねこそサイレントボイスの文化を作ることとなり、血となり肉となるのではないかと私は目を細めながら、その様子を眺めているのである。

また、デフの子ども達の力となり、売上を確実にするビジネスモデルの構築は、同時にデフの人たちへの遣り甲斐ある自立した雇用の確保となる。日曜日のサービス提供や2号、3号・・・となる施設のオープンも視野に入れて動かれていることも注目である。

中村 わかな さま

聴覚障害・難聴児専門総合学習塾「デフアカデミー」が開講して9月で1年になります。この1年間、スタッフも子どもたちも、試行錯誤しながら場作りに励んでこられました。教育理念にある、「きこえなくてもできた。きこえないからこそできた」ということを子どもたちが実感できるように、様々な工夫をされており、注目を集めています。例えば、視覚的に子どもたちが分かりやすい教材の工夫、ロールモデルとなるような人生の先輩のお話をきく機会の創出などです。子どもたちは、内容が理解でき、問いかけに答えられるといった小さな成功体験積み重ねること、人生の先輩方から話をきいて、自分のやりたいことを考えることによって、きこえないことを強みに変えていく力を身につけていると考えます。

「デフアカデミー」という場を中心に、仲間や共感の輪が広がって活気づいています。今後も応援しています。

藤本 奈津子 さま

デフアカデミー谷町六丁目校が開校してちょうど1年が経とうとしています。

『保護者の声』にもあるように、「デフアカデミーがあった日は満足気な顔をして帰ってきます。」「自分の意見を述べるようになりました。」「知らなかった事に興味をもって知りたいと思うようになりました。」等デフアカデミーは子どもだけでなく、その家族の喜びにも繋がっています。私は、サイレントボイスが大切にしていることは「人を信じる」ことだと感じています。聞こえないから、子どもだから、女だから、~だから、諦める言い訳はたくさんあります。わたし自身過去に諦める言い訳をたくさんしていましたし、今も新たに家庭を持ちできないと諦めそうになる時があります。そんなときサイレントボイスの活動に勇気をもらいます。信じているから、できるために必要なことを考え活動しているのだと思います。わたしは、社会の一員としてサイレントボイスの存在を嬉しく思いますし、いつもとても勇気をもらっています。

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