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2019.05.09更新

信頼ギャザリング@仙台 開催のご案内

【受付終了】2019年6月16日(日)開催

ー信頼資本を広げるためにー
 
開催日:2019年6月16日(日)13:00-18:00
    <第1部> 13:00-14:00
    <第2部> 14:00-16:40
    <第3部> 16:40-18:00
会 場:東北大学片平キャンパスエクステンション教育研究棟6階講義室A 
※受付は12:45-13:00の間でお願いいたします。

■【信頼ギャザリング】とは?

私たち財団は、2009年1月から「社会関係資本」を「信頼資本」と名付け、その資本がより多く活用される社会を目指して活動を続けてきました。

 

「信頼ギャザリング」は、信頼資本が各地で増えていくことを願って開催しているものです。

 

次の3部構成です。
1 事業を通しての試行錯誤で、年々成長を続けている信頼資本社会に向けての思考や活用事例をシェアします。
2 これからの社会で重要度を増すだろうと財団が考えることについて共に学びます (2017年「ブロックチェーン」2018年「孤独社会」など)。
3 社会関係資本の重要性を認識している仲間たちとのつながりを作り、深める時間を持ちます。

 

2009年に東京で第1回を開催して以来、京都(京都での開催については「信頼デイ」と呼んでいます)と東京で開催してきましたが、設立10年目にしてようやく新たな地域でも開催できるようになりました。

 

信頼ギャザリング@仙台を開催します。

 

今回の学びのテーマは、「ソーシャル・キャピタル」です。

 

 

「社会関係資本」と訳される「ソーシャル・キャピタル」を重視していくことが豊かな社会につながっていくと言われて久しいのですが、日本では、その視点が定着することなく経済資本優先のまま今日に至りました。
しかし、所有や自己責任や格差が人々を苦しめ、数多くの社会問題が噴出する中、ソーシャル・キャピタルの視点無くして解決に導くことは難しいとの認識が急速に広がり始めています。
今回は、共催の東北大学においてソーシャル・キャピタル研究を続けてこられた西出優子教授から、ようやく社会認知が高まってきたソーシャル・キャピタルについて学びます。

日時

2019年6月16日(日)
13:00~14:00
第1部 信頼資本財団の描く信頼資本社会について

14:00~16:40
第2部 これからの社会で重要性を増していくことについての学び
「今回はソーシャル・キャピタルについて」

16:40~18:00
第3部 今日の学びについて感じたことを共有し合いながら、関係性を広め、深める時間

場所

東北大学片平キャンパス
片平キャンパス  Cエリア  エクステンション教育研究棟(C07)   6階講義室A

(〒980-8577 仙台市青葉区片平二丁目1-1)

 

アクセス方法:
<駅からのアクセス>

・青葉通一番町駅(地下鉄東西線)  南1口より徒歩約10分

・五橋駅 (地下鉄東西線)     北2・北4口より徒歩約10分
・仙台駅(JR)           西口より徒歩約15分

 

<バスからのアクセス>
・仙台市営バス 仙台駅前11番(701・704・706系統)のりば乗車

 行き先「東北大正門前」下車

料金

無料
*終了後、懇親会(会費 3,000円)を開催します。

参加申し込み方法

下記の「参加申込フォーム」からお申込みください。
お申込み後、 自動返信メールにて参加確認のお知らせいたします。 ※参加申込フォームの登録後、1日以内に自動返信メールが届かない場合は、メールアドレスの誤入力か、何らかのエラーが発生した可能性がございますので、お手数ですが以下へお問合わせください。

公益財団法人信頼資本財団 事務局
Email:info@shinrai.or.jp
TEL:075-275-1330 (平日9:00-18:00)

タイムテーブル

12:45     開場
13:00~13:15    開会・連絡事項等

13:15~14:00   
第1部 信頼資本財団の描く信頼資本社会について 

「ソーシャル・キャピタル 信頼資本」
 熊野英介(当財団理事長)

14:00~16:40 
第2部 これからの社会で重要性を増していくことについて学ぶ
「今回はソーシャル・キャピタルについて」


 ◆講義と対話  14:00〜14:30
 「ソーシャルキャピタルとは何か
       ー信頼の意義と研究の動向を踏まえて」

  講義者:西出優子 氏(東北大学大学院経済学研究科教授)  
  質問者:土谷貞雄 氏(建築家・暮らし研究家・当財団シニアフェロー)

  
 ◆事例紹介 14:30〜15:30
 「ソーシャル・キャピタル  x  フィランソロピー(社会貢献)活動」
  高橋 陽子氏(日本フィランソロピー協会代表・当財団評議員)

 「ソーシャル・キャピタル  x  復興支援」
  太田 倫子氏(こどもみらい研究所代表・当財団助成先)
  

   「ソーシャル・キャピタル  x  地域通貨」
  Jeremy September 氏(東北大学大学院経済学研究科博士課程)

 「ソーシャル・キャピタル  x  社会起業家」
  林 篤志氏(ネクストコモンズラボ代表・当財団フェロー)

             

           ・・・休憩・・・

  ◆学びを深める 15:40〜16:40
 「4つの事例におけるソーシャル・キャピタルの形とは」
  西出教授と財団メンバーが話します。

  登壇者:西出優子 氏(東北大学大学院経済学研究科教授)

      熊野英介 (当財団理事長)
      土谷貞雄 氏(建築家・暮らし研究家・当財団シニアフェロー)

      矢部寛明 氏(底上げ代表・当財団フェロー)

           

16:40~17:50   
第3部 今日の学びについて感じたことを共有し合いながら、関係性を広め、深める時間

   小グループに分かれて皆で「思い」を共有し、

   パネラー・登壇者を交え、関係性を深めます

17:50~17:55     クロージングのご挨拶 

17:55~18:00     写真撮影後閉会


<懇親会>
18:30-21:00  場所は確定次第、お知らせいたします。

その他情報

【主催】公益財団法人信頼資本財団
【共催】東北大学(経済学研究科西出研究室)
【主催者住所】京都府京都市上京区室町通丸太町上る大門町253番地
【主催者電話番号】TEL:075-275-1330 FAX:075-275-1340

■第1部 登壇者

熊野 英介(くまの えいすけ)

当財団代表理事
当財団設立者

アミタホールディングス株式会社 代表取締役
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク副代表理事

「持続可能社会の実現」を掲げ、他社に先駆け再資源化事業を開始。
その後、ソリューション事業や地域支援事業を手がけ、環境分野を牽引。
未来の子供たちの尊厳を守ることをミッションに掲げ、豊かな関係性が動力となる新たな社会の創出に向けて邁進中。
著書:『思考するカンパニー』(幻冬舎),『自然産業の世紀』[アミタ持続可能経済研究所共著](創森社)

■第2部 登壇者

西出 優子(にしで ゆうこ)氏
東北大学大学院経済学研究科教授

沖縄県出身。仙台市在住。2007年より東北大学大学院経済学研究科准教授、2017年より現職。

米国留学中に、ソーシャル・キャピタルを世に広めたロバート・パットナム教授の講演会に参加。大阪大学大学院在籍中より、ソーシャル・キャピタルとNPO・市民社会に関する教育研究を行う。

主な著書に、”Social Capital and Civil Society in Japan”(東北大学出版会)、『はじめてのNPO論』(共著、有斐閣)、『ソーシャル・キャピタルと市民社会・政治:幸福・信頼を高めるガバナンスの構築は可能か』(共著、ミネルヴァ書房、近刊)等。

 

 

土谷 貞雄(つちや さだお)氏
当財団シニアフェロー

株式会社貞雄 代表
建築家/暮らし研究家/都市生活研究所を主催

1960年東京生まれ。2007年に無印良品の家の取締役を経てコンサルとして独立。その後も暮らしの良品研究所など多数の企業の研究所や商品企画室にて研究や商品開発を支援。現代の暮らしについてフィールドワークやアンケート調査、商品開発や執筆活動などを行っている。
2001年より企業と建築家および研究者による未来の暮らしの展覧会HOUSE VISIONをアジア7カ国で企画運営。2018年の第三回HOUSE VISION北京の終了を機に中国深圳にベースを移し、中国全土の暮らし調査を本格的に開始している。

 

 

矢部 寛明(やべ ひろあき)氏
当財団フェロー

認定NPO法人底上げ 理事長/東北芸術工科大学 講師
“一宿一飯の恩”で、人生を決めた。
1983年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。ビリヤードで国体2位の実績を持つ。23歳で早稲田大学に進学。大学時代に行った”ママチャリ日本縦断の旅”で、宮城県気仙沼のとある旅館に一晩お世話になった。大学四年時に発生した東日本大震災で気仙沼が被害を受けたとを知り、迷わずボランティアとして旅館に駆けつける。内定を辞退してNPO法人底上げを立ち上げ、述べ8000人以上のボランティア窓口となる。「本質的な復興は人材育成にある」という考えの下、現在は高校生への人材育成事業を中心に様々な活動を行う。2016年、底上げはマイクロソフト社「Upgrade Your Worldプログラム」でローカル非営利パートナーとして選ばれる。同年、認定NPO法人となる。2018年4月より東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科講師。
 
 

■第2部 事例紹介

高橋 陽子(たかはし ようこ)氏

当財団評議員
公益社団法人日本フィランソロピー協会 理事長

岡山生まれ

津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業

1986年上智大学カウンセリング研究所専門カウンセラー養成課程修了

専門カウンセラー認定取得。関東学院大学付属中学校・高等学校でスクールカウンセラーとして生徒・教師・保護者のカウンセリングに従事
1991年公益社団法人日本フィランソロピー協会に入職、事務局長・常務理事を経て2001年より理事長

民主主義の健全育成を使命とし、一人ひとりが社会のかけがえのない一員として社会参加をすることで多様性を重んじながら、地域社会などの課題解決のために力を出すことで活力ある社会づくりをめざす。

フィランソロピーとは人間愛・博愛を語源とし、現在は、「社会の課題解決のために社会貢献をすること」と訳されている。
著書:『フィランソロピー入門』(海南書房)、『60歳からのいきいきボランティア入門』(日本加除出版)、『社会貢献へようこそ』(求龍堂)など

 

 

太田 倫子(おおた みちこ)氏

公益社団法人こどもみらい研究所 代表理事

宮城県石巻市に生まれる。東京外国語大学アラビア語学科卒業後、三和銀行、森ビル勤務を経て、2011年12月、東日本大震災の経験から子どもたちのつくる・つたえる・つながる力を育むことを目的に、一般社団法人キッズ・メディア・ステーション(現・公益社団法人こどもみらい研究所)を設立。2012年3月11日、石巻日日こども新聞を創刊。デスクとして新聞の発行を継続中。

 

 

Jeremy September(ジェレミー・セプテンバー)氏

東北大学大学院経済学研究科博士課程後期2年

南アフリカ出身。仙台市在住。2015年東北大学大学院経済学研究科博士課程前期入学、2018年同博士課程後期進学。

現指導教員によるソーシャルキャピタルの著作を読み、ソーシャルキャピタルや社会的インパクトの視点から、日本の地域通貨に関する修士論文を執筆。現在は、持続可能性の視点から全国の地域通貨に対するヒアリング・アンケート調査を実施。

修士論文題目は、「Japanese Local Currencies: Key Factors for Sustainable Management」。

 

 

林 篤志(はやし あつし)氏  
当財団フェロー
一般社団法人Next Commons Lab 代表

1985年生まれ。ポスト資本主義社会を具現化するための社会OS「Next Commons Lab」をつくる。2016年、一般社団法人Next Commons Labを設立。自治体・企業・起業家など多様なセクターと協業しながら、新たな社会システムの構築を目指す。「日本財団 特別ソーシャルイノベーター」に選出(2016)。「Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード 地方を変えるキーマン55人」に選出(2017)。