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【メンバーブログ28:評議員 田中優(2)】

財団メンバーによるブログ二巡目、お題は「問題の本質」です。
今回は、評議員を務める田中優氏に語っていただきました。

 

田中優(信頼資本財団評議員)

「自然エネルギー問題の本質」

 

自然エネルギーなら何でも推進大歓迎、みたいな意見を聞くことがあるけど、使えている部分が少ないこと、知っているのかな。設置した人は儲かるけど、その費用は国も電力会社も出してなくて、一般家庭と零細事業者の負担なんだ。一番儲かるのは50kW未満の太陽光発電パネル設置だけど、その電気は100V~200Vの送電線に流れる。発電メーターはその人の家についててくるくる回って儲かるけど、そこから先でロスする。トランス周りで約20%ロスして、30mおきの電柱を越える毎に5%ロスする。だから民家から離れた場所のソーラーなんか、全く電気が使えないのにカネだけ儲かるんだ。


電気も水もそうだけど、供給するダムだの発電所だのから考えるんじゃなくて、消費する側から考え直さないと解決しない。そうすると明瞭になるんじゃないかな。電気の四分の三は大きな事業者が消費していて、家庭等が消費するのは四分の一だけ。しかも100Vなんていう弱い電圧で届くんだ。これから電力自由化で、最初だけは良く見えるかもしれないけど結局値上がりする。なぜなら電信柱をこんなに建てて弱い電気を細かいところに届けたら、儲からないから。そして原発の不都合なコストも託送料金だの廃炉処理費だのでみんなの電気料金に上乗せされるから。


必要なのは電気を家庭で自給することじゃないかな。ぼくは2年半以上前からそうしてるけど、やる人がいないと安くならないからね。問題の本質を見ることも大事だけど、何もしなかったら元の木阿弥、言行一致でいかないと意味がないよね。

Marine_Park_Omaezaki

*田中優評議員の紹介ページはこちら →http://shinrai.or.jp/about/about-staff/

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