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【メンバーブログ26:評議員 高橋陽子(2)】

財団メンバーによるブログ二巡目、お題は「問題の本質」です。

今回は、評議員を務める高橋陽子氏に語っていただきました。

高橋陽子(信頼資本財団評議員)

 

私は大阪府北部の千里ニュータウンで育ちました。

入居当初は、訪れた人が、「外国みたい!」「綺麗な街!」と感嘆の声をあげていましたが、私は、何となく、つまらないな、足らないな、という思いを抱いていました。

後年、哲学者の鷲田清一先生の話に膝を打ちました。田園風景の中にそびえる多摩ニュータウン長峰団地150710

「ニュータウンにないものは3つ。一つは大木。自然と人間との対峙。二つ目は宗教施設。此岸と彼岸の対峙。3つ目が場末。社会の光と影。」

あれから50年。自然体系の崩壊、価値観の多様化、少子高齢化など、日本全体で大きな課題になってきました。

官民ともに多様な取り組みが始まっていますが、これからは、自然との共生、生と死、社会の光と影を視野に入れた新たなまちづくり、暮らしづくりが不可欠になりそうです。

ということで、ニュータウンの行方、気になりだしました。里心かな・・・。

人も事象も、多様な側面を持っています。理と情もその一つですね。

一つひとつを丁寧に見ながらも包括的な視座を持ち、そして決断し突き進む、でも揺らぐ。

その揺らぎから逃げないこと。それが問題の本質を見失わないことになるのだと思います。

心と身体のインナーマッスルを鍛えなければ・・・。

 

*高橋陽子評議員の紹介ページはこちら →http://shinrai.or.jp/about/about-staff/

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