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【メンバー自己紹介17:評議員 吉久保誠一】

財団メンバーによるブログ一巡目の自己紹介。
事務局からはひとつのお題を出しました。 
「どんな子どもだと言われていましたか? 」


二巡目のお題「問題の本質」と並行して掲載していきます。
引き続きお楽しみに!



吉久保誠一(信頼資本財団評議員)



学生時代の友人と話す機会が良くあります。

うまい肴とお酒を頂きながら決まって話題に出ることは、夢多かりし良き時代のこと、そしてビジネス最前線の話です。

ここで常々感じることがあります。

ビジネスの中での学問の位置づけです。

小学校、中学校では人間としての生活を営む基本条件を学び、高校では人生の方向を決める勉強であることには異論はありません。

そして大学での勉強、研究については単に専門分野 の知識を得るのみならず、友人との出会い、社会とのふれあい、時には恋愛もあるでしょう。

しかし実社会、特にビジネスの世界において学んだ学問がどの程度役に立っているのか、またどの程度の影響を受けているかは人によって大きく異なると思います。

 

私自身小学校、中学校時代は勉強が比較的好きでした。

高校では特定の分野、数学・物理が好きでしたが、将来進むべき道も特定出来たとは言いにくい状況でした。

大学では機械工学を専攻し実社会に入り、主として開発業務に取り組んできました。

この間、学生時代での勉強を延長して取り組むことはありませんでした。

しかし一般に良くある転勤、そして新しい仕事への出会いが私自身を育ててくれたと同時に学問の必要性を痛感させてくれました。

 

新しい業務は単なる従来からの仕事の経験、特定分野での知識では対応出来ません。

具体的には機械工学とは完全に異なる化学工学の世界との遭遇でした。微分積分のフィールドより化学式、亀の子の世界です。

完全に異なる分野です。

中学、高校の化学の教科書を見直しました。ビジネスとの関係での読み込みは試験対策とは全く別次元、ほんの少し勉強の楽しみを感じました。

さらにビジネス関係の専門書、論文に触れビジネスと学問の近さを感じた時代でした。

学問とビジネスの近さを実感した第一歩といってよいでしょう。

しかし新しい分野での取り組み、模索はまだまだ後追いの状況であったといわざるを得ません。新分野、新ビジネスへの取り組みは自分の学問の範囲、自分の経験のみで解決することは大変難しいことです。

多くの人の知恵、見識が必要です。

個人では限界があります。

ここを乗り切るために学問があり、勉強が必要であることに肌で感じました。

このタイミングで学位の取得、博士課程での勉強を勧められました。

そもそも学位の取得はビジネスとは無関係であり、特定の分野を徹底的追求することが博士号取得の条件でありビジネスとの関係においてはやや懐疑的でした。

 

しかし担当しておりました新ビジネスの開発におきましては広い分野の情報取集が求められておりました。

しかしなかなか必要な情報は集まりません。

新聞情報は一般的です、

論文情報、特許情報は大変広く評価が大変です、

また一般にこれらの情報は経済的な面を保証しておりません

このような状況の中、社内外の情報を集めるためには有効な情報の発信が必要であることに気がつきました。

大変重要なポイントです。

そこで発信する情報の価値を高めれば高めるほど得られる情報の価値を高めることが出来る、という仮説を研究することで学位取得につなげると同時にビジネスとの一体化を考えました。

テーマは、

“オープンイノベーションによるプラットフォーム技術の育成プロセスの研究”としました。

一見難しそうに見えますが、自分の出す情報が有効、有意義であればあるほど価値のある情報が得られるということです。

また情報取得の範囲を広げるため論文が極めて重要な位置にあることを認識しました。

論文作成は狙いをはっきり、起承転結を明確にすることが重要であることはいうまでもありません。

また論文は広く外部より効果的に情報取集行うための有効手段であることを知りました。

また狙いの明確化、起承転結での表現を学ぶことはビジネスの社会において有効な情報を得るため極めて重要です。

ビジネスの推進においても情報の収集、分析そしてプラン作成は論文作成能力がベースになっているのではないでしょうか。

 

 

学問、勉強はビジネスのベースになります、

学問、勉強とビジネスの距離は大変近いです、

学問とビジネスを近づけましょう。

今が人生で一番若い時です。

皆様が楽しい人生を過ごせるよう祈念しております。

 

 

*吉久保誠一評議員の紹介ページはこちら →http://shinrai.or.jp/about/about-staff/

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