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【メンバー自己紹介13:評議員 海津歩】

財団メンバーによるブログ一巡目は自己紹介。
事務局からはひとつのお題を出しました。
どんな子どもだと言われていましたか?
このお題を絡めたメンバーの自己紹介をお楽しみに!

海津歩(信頼資本財団評議員)

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評議員の海津です。

自己紹介ということで昨年まで障がい者のカフェアンドベーカリー「スワン」の代表を務めていました。

現在はまた別の会社でダイバーシティに取り組んでいます。

 

小学校の通信簿には毎学期おちつきがない・・と書かれていました。

これは今でいう、多動症・ADHDでしょう。そのまんま大人になったみたいです。

ということで、今日までの人生を振り返ってみると。まさに気が付いたら今日。ジェットコースター状態で、仕事で遊び続けて気が付いたら今日。という感じです。

 

20代は芝居をやったり、ヨガのインストラクター、記憶術インスタラクター、ありとあらゆるアルバイトを経て、ヤマト運輸の作業アルバイトで入った時は、今からは考えられない、リーゼントでヒゲもはやしていましたが、私にとってヤマト運輸という会社は学校で、先輩やお客様が先生でした。

そしてアルバイトで入社した自分でしたが、お客様のためになることなら誰もが何でもしていいという風土から、失敗は数知れずしました、ドヤされもしましたが、今でこそよく見かける宅急便の車を使わない配達や、時間指定配達などのプロトタイプを現場でやってしまいました。

宅急便の創業者である小倉昌男氏の「サービスが先で利益は後」「車が先で荷物は後」顧客第一の世のため人のため事業ならば繁栄するという言わば勧善懲悪・損得より善悪という理念は単純な自分にはわかりやすく、腑に落ちました。

以後は、やらなかったらただ一つ、わかっていることはできないということだ。行動しろ、やりながら修正しろ、まちがっていたら即変更。朝令暮改もなんのその、寝てる奴は怪我もしない。たたく石橋もなく、多動症の自分は完全自己一致しADHD全開で猪突猛進することになります。それで気が付いたら今日なのです。

そして、任された支店はどこも改善しました。そして私はこういう確信を持ちました。それは「部下はすべて最高」だということです。組織が低迷しているのは理由は2つあって、一つはリーダーが腐っている。二つ目はやらせていることが間違っているということでした。どの店にいる人に優劣はなく、まして緑色の血を流している人などいないわけです。リーダーは人を介して業績を上げるのが役目で、ないものねだりや使えない部下を変えてくれという管理者はせっかくの人材をつぶすのが関の山です。そもそも、ないないづくし現状の人・物・金・情報で最大パフォーマンスを引き出すのが管理者の使命だと思います。

そして究極は障がい者のパフォーマンスを最大化する命題を授かり2007年に障害者のカフェアンドベーカリー「株式会社スワン」の代表となり、障がい者の戦力化に取り組むことになりました。初年度から黒字転換し今日に至ります。全国に26店360名の障がい者が就労し、みな経済的に自立して社会参加をしています。

「豊かさ」とは選択できる自由であると思います。障害者だけが、常に人が決めたあてがいぶちの人生でよいのでしょうか、その為にも、障がい者の経済的な自立と社会参加が「スワン」の命題でした。

障がい者はオールマイティではないので、「長所を活かし、短所は仲間が助ける全員経営」というスローガンを掲げ、徹底的に彼らの長所を見出し、長所を連鎖させ、できる事は障がい者がやり、できないところを健常者が補完し、更に障害者同士も補完しあう、個ではなく組織で動く、ベースボールスタイルではなくサッカースタイルのフォーメーションで生産性と熟練度を上げていきました。

銀座や赤坂にもお店がありますが、直営店も加盟店もすべて店で障がい者の店とは表示せず運営しました。お客様には関係ないからです。普通に何気なく入った店に普通に障がい者がいて働いていた。それが私が考えるノーマリゼーションなのです。それ故に、障がい者の仕事こそ、障がい者を売るのではなく品質とサービスで勝負しなければならない。妥協はゆるしませんでした。

そしてはなから、障がい者と決めつけない。実際に健常者に勝る能力、超能力を持つ障がい者も見出しました。そんな時はガッツポーズです。疲れが一瞬で飛びました。「部下はみな最高」ですから、「同情」ではなく「共感」。できないではなくて、「認めて・信じて・支え続ける」これを完遂しました。

 

現在はダイバーシテイに取り組んでいますが、人や社会の通底にある大切なものは「愛」であり「共感」と「信頼」であると思います。

 

*海津歩評議員の紹介ページはこちら →http://shinrai.or.jp/about/about-staff/

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