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NO.40 岡田 純 評議員「人工知能」

「人工知能」

岡田 純 評議員(税理士/行政書士/未来バンク理事)


今年2016年の3月、アルファ碁という囲碁のコンピュータプログラムが韓国のプロ棋士と対戦。4勝1敗で圧勝しました。機械が人間に勝った。人間が人工知能に負けたということで話題になりました。

ダイヤモンド社刊の『人工知能』という本によれば人工知能の進化というものは非常にはやく、人間の知能を凌駕するときがくるかもしれないと説きます。本の帯にも「コンピュータが世界を乗っ取る」とか「AIは人類を滅ぼす」といった恐ろしい文句が並んでいるのですが、ちょっとそこまで行ってしまうともはや私には全然分かりませんので滅亡シナリオはちょっと脇に置いておきましょう。

bd2cb205647953059614de8fb87b7b8a_s目先ではやはり仕事を機械にとられるというのが憂慮すべき事態なのだと思います。人工知能の進化により元ホワイトカラーの失業者が町にあふれるかもしれない。このあたりの危機感が大きいと思われます。

テレビでやっていましたがアメリカの弁護士事務所ではすでに人工知能を活用。裁判に勝つための過去の判決をリサーチするのに人工知能を使うなんてことをやっているそうです。わたしも税理士ですが節税対策なんていうのは人工知能任せで十分、つまり人間の専門家なんて不要という時代が来てもおかしくはありません。

失業が深刻な問題であることは否定しません。しかしある意味致し方ないかなとも思います。すでに肉体労働は重機にとって代わられています。人力車は東京では観光客相手の浅草くらいでしか見ることは出来ません

肉体の次は頭脳、順番を考えるとあまり不思議でもないような。とするとまだもう少し人間がセンターでいられる領域は精神の領域、つまり芸術や文化活動でしょうか。

 

話が飛ぶようですが、科学史を振り返れば、地動説により地球を中心に星々が回っているわけではないということが分かりました。また進化論により人間は神が創ったのではなく、生命の系統樹のあるひとつのパートに過ぎないということも分かりました。

b3405d9aedc86bd9e8ccc08770ebb739_sまさに撤退に次ぐ撤退です。世界の中心にいるかなと思いきやそうではなく、人類の居場所は隅っこですよ、あなたは特別な地位にいるわけではないですよとずっと言われてきたような気がします。

そういう意味では人工知能に頭脳労働すら奪われ人間が脇においやられるくらいのことはなんてことないのかもしれません。

そもそもですが、機械に仕事を奪われるのはイヤと思う人は当然外国人労働者に仕事を奪われるのもイヤなんだろうなと思います。しかし接客業でも工事現場でも外国人は増える一方です。

国境に壁をつくれない以上、選択の積み重ねでこうなっていることを理解するしかないと思います。人工知能の活用が合理的であれば経営者はそれを活用せざるを得ないでしょう。となればあとはもう腹をくくって日本人に残された領域をなんとか探してチャレンジしてゆくしかないのだろうと思います。

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