シンライノコトバ

「 弱さの強さを感じた日 」

2011年以来、特別な月になった3月が終わろうとしています。

 

人間は、地球上で一番繁栄し、その隅々で生存できるようになった生物ですが、

意思をはっきりと他者に伝えることができるようになるまでに2年もかかる、

ある意味、未熟な生物です。

その弱い生物が、他の生物よりも繁栄したのは、

適者生存という視点で身体的に強い生物だったからでしょうか?

あらゆる環境に適応出来る賢い生物だったからでしょうか?私は、どちらも違うと思っています。

 

4年前の3月11日、東日本大震災後に見たのは、みんなが成すすべも無くオロオロする姿でした。

そして、自らが弱いと感じたからこそ、つながり寄り添い合い、困難に立ち向かっていく姿でした。

人は、一人では弱いけれど、つながりあって「人々」になり、

困難に立ち向かうことで繁栄してきたのだと思います。

 

「弱いからこそ、つながって強くなる」

性悪説でもなく性善説でもなく、

性弱説をとりたいと思います。

 

強くないと影響力を示すことが出来ない。

影響力が示せなければ認めてもらえない。

認めてもらえれば裕福になる。

裕福になれば幸せになる。

だから強くないと幸せになれない。

そんな価値観が長く続いてきたように思います。

 

この3月にも被災地に行きました。

改めて、それぞれが気づかれた自身の弱さが絆になり、人々が強くなられたことを感じました。

強さを追い求めてきたこれまでの社会で、弱さを隠し強さを強調し、

そして人々が孤独にバラバラになってきたことを感じました。


これからも「弱さの強さを知ることになった3月11日」を常に意識していきたいと思います。



熊野英介

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