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NO.49 高 亜希 理事「子どもの貧困・現場から見えてくること」

「子どもの貧困・現場から見えてくること」

 高 亜希 理事(NPO法人ノーベル 代表理事)

 

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今、日本の子ども6人に1人が貧困と言われています。

 

え?日本が?と思う方も多いのではないでしょうか。

 

そして、貧困がどういうイメージか湧かない方の方が多いのではないでしょうか。

 

1つの事例をお話したいと思います。

 

小さい頃に、両親が離婚し、母子家庭になり、おばあちゃんに育てられた18歳の女の子がいます。
その子は小さいころ、母親が生きていくためにWワークをしていたためおばあちゃんに育てられ、学校でいじめにあってしまいます。
そして、不登校になり、中学校の時には勉強についていけなくなります。
その後、通信制高校に通い、友達もでき、楽しく過ごしていたのですが、
その友達が退学になり、そのまま一緒に中退してしまいます。
そして、稼ぐために夜の街で働くようになり、そこで出会った男性の子どもを妊娠してしまいます。

 

この子をもっとどこかで早く救うことができなかったのでしょうか。
もしかしたら、どこかで救うことができたかもしれないのに、
行政の縦割りや点でのNPOの支援、連携が取れないためにセーフティネットから抜け漏れます。

 

子どもの貧困といっても、子どもだけでなく家族で様々な課題を抱えていることがわかり、
また、貧困は連鎖をする。社会的相続なんだということがわかります。

 

こういった問題を放置しておくと、約1兆円の社会的損失があると言われています。

 

今、私たちは改めてこういった問題と向き合わなければいけない時がきています。
こういった問題は誰がひきおこしたのか。
いま、ある様々な社会問題は大人が引き起こした問題であり、
今ある現実を受け止め、どうしていくか考えなければいけない時代に突入しています。

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「自覚して行動にうつす」

 

最近、意識していることです。
様々なところで、社会課題について議論がされています。

 

でも、それは議論だけでしかないのです。
その後の、今ある日本の姿・状態を自覚し、解決するために行動しなければいけないのです。

 

そういった大人が増えるように、私自身も常に行動し、示していきたいと思う今日このころです。

 

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