スタッフブログ

NO.42 吉久保誠一 評議員選定委員「 IoTに関する一考察」

「IoTに関する一考察」

 吉久保誠一 評議員選定委員(TOTO株式会社 技術顧問 / 岩手大学 客員教授 / 芝浦工業大総合研究所 客員教授)

 

“IoT”, “第四世代の産業革命”が良く世間で話題になっております。26670184766_295ef0d6db_z

このIoTを理解し、流れに乗らないとビジネスの動きに遅れる、競合に負けてしまうと思われていることも事実です。しかし導入すれば成功するのと見るのは早計であり危険です。

パソコン・サーバー・プリンター等のIT関連機器が接続されたインターネットに外部の機器を接続して、センサーよりの各種情報を通してデータを可視化する。そしてビジネスあるいは生活の安心・安全そして効率化を高めようとすることがIoTといわれています。

 

応用範囲の極めて広いものです。今後IoTは社会の幅を広げビジネスに改革をもたらすでしょう。

自動車、家電、金融、医療などはビジネス全体に大きく影響を受けることは必然です。

単に製造分野に限らずサービス、メンテナンスまでを含めたすべての分野を結び付ける新しい競争がすでに始まっていることはご存知の通りです。

IoTへの取り組みが我が国の産業再活性化に大きく影響することは間違いのないシナリオです。

 

ここでIoTに取り組み、実際に導入する場合、何がポイントであるかを考えてみたいと思います。実際にIoTを考える場合のポイントは何でしょうか?

本質は今までのビジネス運営と基本的に異なりません。

 

大きく三つあると思います。

  • 1、ビジネスの内容を正確に把握することです。

何が問題なのか、困っていることは何か。

そして今後どの様にしたいのか。

特に異なる分野との連携、協業が必要になるケースが多くなるため、狙いの明確化については特に留意しなければなりません。

ここを明確にすることがスタートです。

 

2、センサーについて

IoTのポントはセンサーにあります。

正確な情報を得るための接点はセンサーにあります。

最適なセンサーへの調査、研究、開発、導入がIoTの成功のカギを握ります。幅広い調査、研究が必要です。

最近注目されているセンサーを紹介しましょう。

カラービットの言われているものです。

原理は赤7、青、緑の三色を使ってデータを示す自動認識技術です。バーコード、二次元コードと並び今後幅広い応用が予想されます。特に風雨に耐えねばならない屋外からの情報収集については強い力を発揮するのではないでしょうか。今後の利用範囲が楽しみです。

このようにセンサーを知り、研究することはIoTを大きく進歩させることになります。

 

3、次にセンサーと情報機器を組み合わせで、狙いのビジネススタイルを完成させるためソフトウェアー、プログラムの開発が必要です。

ここを間違えると予想した効果が得られないばかりでなく継続的な不利益を被ることになります。完成させるためには自分のビジネスで何をしたいのかを明確にすることが良きパートナーとの出会いにつながり、協業を完成するための第一歩であることはいうまでもありません。

 

最後に大切なことがもう一つあります。network-782707_1280

IoT導入後のメンテナンス、ビジネスの変化に対応する改善が、本来の効果を得るためのカギを握ります。継続的な取り組みが必要です。

これらの取り組みについては担当者が必要です。技術者とは限りません。常に現場に接しビジネスの動きにマッチしたネットワークに注意を払うことのできる小集団活動が必要です。

 

IoTの考え方はビジネスの利益最大限化図り競合を勝ち抜くための有効手段であることは間違いありません。またその過程の中から新たしいビジネスが創出される可能性は極めて高いもがあります。

 

新しい取り組みであり専門性が高いように見えますがビジネスとしての取り組みの原則は何ら変わりません。

小さな一歩を踏み出したいものです。

楽しみです。

 

ページトップに戻る